汚職疑い、パキスタン最高裁が首相に逮捕命令
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- 2013/01/16 21:25:09
パキスタン最高裁は15日、アシュラフ首相が水利・電力相時代に汚職事件に関与していた疑いが強まったとして、首相の逮捕を命じた。
首都イスラマバードでは同日、イスラム教団体が大規模デモを行っており、ザルダリ政権への退陣圧力が急速に高まる可能性もある。
アシュラフ氏は2008年から約3年間、水利・電力相を務め、レンタル発電機事業を推進。地元メディアによると、同氏はその際、業者の選定などを巡って見返りを受け取っていた疑いが持たれている。同氏は、法廷侮辱罪で有罪となり、最高裁に失職を宣告されたギラニ前首相の後任として昨年6月に就任。逮捕となれば、ザルダリ政権の求心力低下は避けられない。
(2013年1月16日00時15分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130116-OYT1T00026.htm?from=ylist