何故人は幸せなだけの物語に共感できないのか
- カテゴリ:日記
- 2013/01/18 01:28:29
公式から出ているブログのお題から派生した疑問のせいで眠れやしない。
どうしてくれよう。
その昔、そうアレは小学4年生くらいの時だった。
ドレッシングとソースの違いについて、1週間近く一人で黙々と頭の中でその違いを模索し続けるほど、私様は抱いた疑問に対し、解決したいと言う欲求が尽きない。
オカン様いわく、可哀想になるくらい神経質で、頭にくるくらい頑固な性格のせいだろう。
おやおや、イケナイ。
話がそれてしまった。
さて、何故人は、痛い思いや苦しい思いをする登場人物に共感できて、始終頭の中が砂糖菓子かお花畑で出来てるんじゃないか?と言うような幸せ者の登場人物に共感できないのか?
普通に考えれば、わざわざ痛い思いや悲しい思いを共感するよりも『幸せな気持ち』を共感できた方が、心の健康に良さそうだ。
擬似体験とは言え、わざわざ好き好んで『苦痛』を共感したいなんて、悪趣味にもホドというもがある。
しかし、人は登場人物に『不幸・トラブル』と言った肉体的もしくは精神的苦痛を求め、そこに共感する。
はっきり言ってしまうと始終幸せなお姫様には共感が出来ず、そんなお姫様には必ず残酷な結末が訪れ、物語は締めくくられるのだ。
1つは、人の幸せは持続しないから共感しにくいと言うのが原因だろうと思う。
人は、幸福に慣れる。
一旦幸福に慣れてしまうとソレがどんなに幸福であっても意識しなくなる。
自分が幸せであると言う自覚を失うのだ。
故に、始終自分は幸せですオーラを振りまいている登場人物の存在は、認識できても共感は出来ない。
しかし、これが始終自分が幸せですと言う『演技』をしていると言う設定付けがされた瞬間、内心では色々葛藤しているんだと言う設定が産まれた瞬間、読み手は今まで理解できなかったお花畑脳に突然親近感を抱くようになる。
人の幸せは精神を維持させるためにも持続させる事ができない。
それに反して、程良い不幸・・・脳が許容する不幸せは持続をするのだ。
幸せしか産み出さない幸せな思考には終わりがなく、常識的にはありえない。
自分が体験できない事に対して共感しろと言うのは無茶な話だ。
それに対して苦痛や悲しみは、恐怖と憎しみ、恨みと言った感情、時には自己防衛から脳が倒錯を起こし、歪んだ愛情や幸福へとバラエティーに富んだ変化を遂げる。
脳の許容を越えた時、その時はその登場人物は死んでしまうので、どこまで行っても『不幸』と言うキーワードは共感に辿りついてしまう。
つまり、永遠のお花畑脳には終わりがないので理解できないが、終わりのある不幸は答えが出るので完結する。
完結するものは理解が出来ると言う仕組みなわけだ。
こんな話をしては身も蓋もないが、皆物語に『水戸黄門の印籠』を求めているのだ。
明確なドラマの展開。
不幸から幸福。
幸福から不幸。
不変は不自然であり、目まぐるしい変化は人の目と心を楽しませる。
不幸と幸福の変化は心を揺さぶる刺激となり、感動となる。
淡々としたお話に理解者は少ない。
何が面白いのか面白味を、共感できるPOINTを自分で探さないといけない。
与えられたパターンに沿って、心揺さぶられ、時々そのパターンに裏切られると言う予想外の刺激を与えられる喜びに酔う事は出来ても、刺激のない所から刺激を産み出せはしないのだ。
刺激のないところから産み出される刺激と言えば、共感できない不快感くらいだろう。
そもそもその不快感さえ、人が自分を守るために自身が作り出したストレス(不幸)なのだから、人の不幸好き体質には神に祈る気にさえなれない。
やはり、人間は一番難解で単純で、複雑で完結で面白い。
きっと、どうして人が物語に不幸と言うスパイスを求めるかの答えは、もっともっとあるハズだ。
でも、いい加減眠らないと明日儚くなってしまいそうなので、つづきは夢の中で思索しようと思います♪
※
人は完全にストレスのない状態に陥ると発狂する。
人は完全な幸せに陥っても、完全な不幸に陥っても死んでしまう。
完全(神)にはなれない、不完全(人間)と言う生き物なのですよ。
蜜の味→優越感ってやつですかね。
ふむふむ、この線での模索も楽しそうだ。
多くいわれていた解釈なだけに、新しい発見があるかもしれない。
完璧になれない人間は、何時だって曖昧だから掴みどころがなくて面白いんですよ。
誰もがきっとその曖昧で掴みどころにないものを手に入れようともがいている。
あっさりと手に入るモノに欲はわきませんからね。
欲しいと思えなければ愛も芽生えないのは、人間が完璧じゃない証拠なんですよ♪
stpとお水で~す^^
かわいいならよかった!!
stpど~ぞ><y
コメ&stpありがとう><
うれしいっす!!
(笑www
ぼく!リアはクール系なんだよy
幸福の裏には犠牲
繋がりの内側は欲
人間は矛盾した生き物ですね・・・w