心温まらない小説/ドラマ【科捜研の女】
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/01/18 15:55:25
私はミステリー大好き女なので、あまり心温まる小説というものを読んだことがない。
というか、お話というものは小説に限らず、主人公に必ず何らかの負荷がかかるものである。
何かあってそれを解決してめでたしめでたしで終わったり、
解決できずにバッドエンドを向かえたりするのが、お話なのである。
人が作るお話というのはそういうふうにできている。なぜならそこが面白いからだ。
負荷がかかる時点で、あまり心が温まるものではないと思う。
負荷がかからない読み物といえば、ただダラダラと続くエッセイくらいしか思い浮かばない。
もしくは詩にもそういうものがあるだろう。金子みすずの詩なんでのは心が温まるものがあると思う。
あまり知らないけどね。しかし時代背景や彼女が置かれた境遇を思い巡らせると、
一見能天気に見える詩でも、それを書くにいたった心情に思いが至ると、
とても心が温まるとは言えないのである。
私に言わせれば、心が温まる小説・詩は、単なる自己満足で書いた素人の小説や、
世間の厳しさをまだ知らない小学校低学年くらいの子供が書いた詩くらいしか思い浮かばない。
正直そういうものはあまり読みたいとは思わない。自分の子供でもない限りねw
なので逆に、これは心温まって内容もすばらしいという小説があれば教えてほしい。
教えてもらったからといって、読むとは限らないけれどw
【感想】今回はトリックとかあまりなくて、何故犯行現場の足跡を消すのに、白砂が流れる川を模す必要があったのかという、動機の謎一点にテーマが絞られた感じでしたね。犯人は、原稿をめくるのにピンクの蓋のクリームみたいなのを指につけていたのを見た時点で、まぁ科捜研だしストレートにこいつが犯人かもなと思って見ていたら、やはりその通りでした。犯人が作庭家を殺した理由もよくわからなかったんだけど、そちらはあまり重要なファクターではなかったみたいねw 今回は単純な事件だっただけに、あまりツッコミ所はないのですが、ただ1点、あれじゃ人は死なないだろw 突き飛ばされた拍子によろけて石の上に転倒したように見えましたが、あの感じだと背中や足に怪我はするかもしれませんが、頭がケガするにはのけぞらないと無理ですよね。岩はそんなに尖ってませんでしたから。しかし人間というのは緊急事態があった時、頭を守るようプログラミングされているので、突き飛ばされた時点で首をすくめて頭は前方に傾けているはずなんです。その状態でのけぞって頭を岩に打ち付けるには、相当強い力が必要。もしくは岩に転倒した後、頭を持って岩にぶつけるくらいの力でないと、あそこまでケガをしないと思うんですよねぇ。それがちょっと引っかかりました。1点と言っておきながらもう1つ、いくら自分が犯人でないからとはいえ、血のついたストッキングをそのまま自分ちのゴミとして出したりはしないと思いますねぇ。余程呑気な人だったのでしょうか。私だったらストッキングくらいのものなら、燃やして灰は排水溝もしくはトイレに捨てますねぇ。
たっぷり味わえたのはよかったですねw
私もあんな海の模様を描くことがあるのを知りませんでした。
ああいう芸術家タイプの方は、一度没頭すると
周囲の音が聞こえなくなる人もいますので、
ちょっとした大波に一瞬で娘がさらわれたとしても、
気付かないこともあるかもしれません。
知りませんでした ^^;
ちょっと世界の違うお話のようでしたが、
小説の構想に没頭して娘が亡くなるって、
信じられないんですけど…
あり得るのかなぁ…
血の流れ方を再現するため、いろんな模様を描いてみたところとかw
自分の娘でないことがわかったのが、娘が死んだ後だったため、
怒るに怒れない状況だったのかもしれませんです。
何故秋霜が友を許したのか、もう一歩踏み込んでいれば
ヒューマンドラマになったかもしれないのに…w
て感じでした。
親友が妻と・・・とゆー男性は許さないはずの状況なのに、
そうでもなかったのも、なんかしっくりこないよーなw