軍と武装勢力のにらみ合い続く
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- 2013/01/19 21:05:04
北アフリカのアルジェリアにある天然ガスの関連施設で、日本人を含む外国人などがイスラム武装勢力に拘束された事件で、武装勢力は、現在も施設の一部で複数の外国人を人質にとって立てこもっているとみられ、救出作戦を展開するアルジェリア軍と抵抗を続ける一部の武装勢力との間で、今も、にらみ合いが続いているもようです。
アルジェリア東部のイナメナスで天然ガスの関連施設がイスラム武装勢力によって襲撃され、日本のプラント建設大手の「日揮」の日本人関係者を含む外国人が拘束された事件では、アルジェリア軍が17日から救出作戦を展開しています。
施設の近くで取材に当たっているというアルジェリアの地元紙の記者は、NHKの電話取材に応じ、「軍の部隊がプラントを取り囲んでいる」と話し、アルジェリア軍が武装勢力を追い詰めてはいるものの、完全には制圧できていないことを明らかにしました。
また、モーリタニアのヌアクショット通信は、武装勢力の実行部隊のリーダーの話として、現在もプラント内の施設の一部で外国人7人を人質にとって立てこもっていると伝えています。
さらに、アルジェリアのテレビ局は、人質のなかには日本人1人が含まれているとしていますが、詳しいことまでは伝えていません。
現地では救出作戦が始まってから3日目に入りましたが、アルジェリア軍と抵抗を続ける一部の武装勢力との間で、今もにらみ合いが続いているもようです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130119/t10014913371000.html