Nicotto Town



政治家の錬金術   5


ここまでは 裏でこっそり というものばかり

でも 公然と 表で受け取っているものもあります。

それは

政治献金

政治にはお金がかかる

選挙にはお金がかかる

このふたつを口実に 広く一般から 寄付金を集めます。

前に 階段をひとつ上がれば 金額もひとけた上がると書いたけど

この政治献金も同じですね。

政治団体というものを作って

そこに寄付を集めます。

昔は まったく野放し状態でした。

3.11以降 大手マスコミは 御用マスコミ化している印象ですが

それまでは 全国紙の新聞の中には

「左寄りのポーズをしたほうが 売り上げが伸びる」

ということで 与党の行動をチェックする記事を書いていました

野党も与党を政権の座から引きずり落とすために

この政治献金のことについても いろいろ追及していました

政治資金規正法は 最初は GHQが作らせたものです

それを 少しずつ改正して

明朗会計のように見えるようになってきています。

しかし それは 自分を取り締まるものを自分たちで作る

というわけですから 当然のように抜け穴だらけ。

政治家一人に 政治団体もひとつでいいはずなのに

大物になるほど数も増えていきます。

お金の動きをわかりづらくするためです。

集めるほうも いろいろと制限があります

ひとつの会社 団体から 一年間に受け取れる金額も

でも 政治団体が複数あれば その数だけ受け取れます

一社から 年間1000万円を越えて寄付金を受け取ってはいけない

という決まりがあったとしても

政治団体を10個作れば 10倍になります。

ばかばかしい法律です。

支出については OO万円以上のものは 領収証を保存して

帳簿につけなければいけない。

という決まりも 少しずつ 金額が下げられて

現在は 1万円以上の支出については 帳簿につけて

領収証を保存しなければいけない。

でも みんな1万円以下の支出でしたと言ってしまえば

全部 闇の中にすることだってできるかも。

自分たちを取り締まる法律を自分たちで作るのですから

ざる法の中のざる法 最強のざる法

その上 小泉氏の記事の中に書いたように

相続税もかかりません。

政治家は儲かる職業なので みんな世襲制であるかのように

何世代も続く 政治家一族が多くなっていますね。

「OO君をはげます会」というパーティーを開いて

パーティー券を売って 政治献金にします。

新人議員なら 100万円単位 大物なら 1000万円単位

小泉新二郎氏なら 一晩で億のお金が入ります。

階段をひとつ上がれば 入ってくる金額も一桁上がるというのは

ここでも顕著に現れています。


ところで これは 民間から集めるお金ですが

政党交付金は 国家予算 つまり 税金からです。

これは 御用マスコミを使って

「政治にはお金がかかりすぎる」

「選挙にはお金がかかりすぎる」

という 大キャンペーンをして

法律を作って 税金から直接掴み取ることに成功しました。

堂々と 表から 大胆に 国民の税金を奪い取ることに成功

それは一回限りではなく 継続して奪い取るのです。

政党助成法は 1994年に成立しました。

国民一人当たり 年間250円

1億人で 250億円

選挙があるなしに関わらず 毎年支給されます。

選挙にお金がかかるからとキャンペーンしてできた法律なのに

使い道は 自由 無制限





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