黒猫目日記61 (レア魚 王子の指輪)
- カテゴリ:日記
- 2013/02/11 23:40:26
先日釣った亀を放しに釣り堀に出かけた。
やたらと派手な虎柄の甲羅や鬼のかつらを外すと至って普通の亀に戻りいそいそと水に戻っていった。
堀に戻る前にこちらを見やって少し頭を下げていったようだ。達者で暮らせよ。
ついでにおかずの調達をしておこう。
ニゴイや鮒ばかりが掛かって大物がなかなか来ない。お、真珠貝が釣れた。しかし食うところがあまりないな。
竿の先が大きくしなる 大物か!と思えば何かが水の上に顔を出している。はて、何じゃ。
おや、さっきの亀ではないか。どうした、何か伝えたいのか?
竿を上げてみれば何かが掛かっている。これは・・・
指輪じゃ!大きな宝石の付いた高価そうな指輪が釣れた。もしやこれは亀のお礼か?
いつの間にか亀はいなくなていた。節分のほとぼりが冷めるまでかくまってやった礼にこのような宝をくれたのであろうか。なんとも律儀な亀じゃ。
「おや!そりゃ~王子様の指輪じゃないですか。いや~見つかってよかった、よかった」
熊親父殿探しておられたのか?
「アリスさんとお揃いの指輪を王子様が落として困ってられたんでさぁ。見つけた方にゃ~お礼を用意してますんで」
アリス殿・・・あの可憐な方か。それはお困りじゃな。わかり申したこれはお返しいたそう。
「んじゃ、これを差し上げまさぁ 持って帰ってくだせー」
なんじゃこれ?看板か?『いらっしゃい』『ありがとう』『お休みなさい』『大好き』
「どれでもお好きなのを一つ選んでくだせー」
いや、こんなものもらってもなぁ まあいい折角だ記念に持って帰るとしよう。
おや、また指輪が掛かったぞ。あ、また掛かった。
・・・・・・・・・・・・王子様はいくつ指輪を落とされたのじゃ?
私も立て続けに3匹(3個?)釣りました。
黒猫目さんはどうされましたか?
全部看板を揃えます?