ビブリア古書堂の事件手帖
- カテゴリ:テレビ
- 2013/02/12 11:00:07
【感想】今回はまぁまぁでした。本に影響されて過激な感想文を書き、犯罪に走ってしまったかと思いきや、双方とも彼女のやったことではなかったというオチがよかったですね。いい意味で裏切られました。感想文に憧れて本を読もうと思い立ち、読んでみたもののあまりに過激な内容で読み続けられなくなり、最近姉が難しい本を読むようになり、自分のアイデンティティの危機を感じていたため引っ込みがつかなくなり、影響された感想文を自分の感想文として提出してしまう。そしてその事実を知られたクラスメイトから脅迫され、そのクラスメイトが犯した万引きの罪をかぶることに…。なかなかよくこの女子中学生の心理変化を描いていたと思いました。読み続けられなくなった時点であっさり諦めて、他の名作にすれば何事もなくすんだ話だったんですがね…。そのへんの動機付けはちょっと弱かったかな。他人の感想文を流用する常習犯という設定なら無理がないのですが、それだと悪人になってしまいますからねw あと、少ない手がかりからよく栞子はあれだけの推論をぶちかましたなと思いました。まぁ、あの感想文が自分が書いたものだったから、結衣が書いていないことを最初から知ってたってことですよね。ちょっと卑怯w しかしそんな決定的な証拠をいきなり出さず、感想文の内容や結衣の性癖などから彼女が本を読んでいないこと、感想文を書いたのは別人であることを指摘したのはよかったですね。その後の罪を被った下りはちょっと飛躍しすぎた感がなきにしもあらずですけどね。あと、栞子があの感想文を書いたのが自分であることを言い出せなかったのが、大輔が言った一言が原因だったのが、ちょっと意外でしたw ひょっとして栞子は大輔のことを結構意識してるんでしょうかね? それにしても、時計じかけのオレンジという本は私は読んだことがなく、映画も見たことはないのですが、複雑な事情があったんですね…。というか、映画があるのは知ってましたが、原作本があり、その原作が不幸な事情で原作者の意図とは違うものになってしまったことなど、知る由もありませんでした。しかし何故最終章が削られてしまったのか、ストーリーを聞いただけで何となくわかる気がします。それまで紆余曲折を経て、ずっと悪人だった主人公が、昔の仲間が穏やかに暮らしているのを知って、自分もカタギになろうと思ったなんてオチは、唐突過ぎるんですよね…。まぁ思っただけなので、その後実行できたかどうかはわかりませんけれどね。
こんな感じでまた本筋に関わってくるとは思いませんでした。
私もあの勘違いは笑えましたw
私は年の離れた兄しかいないので、あまりきょうだいっぽくないんですよね。
感覚的に一人っ子のイメージに近いかもしれません。
小4でドラッグにレイプに…という本をすらりと読んでしまう栞子…
頭でっかちなのかもしれませんね。
妹に、彼氏が出来たと勘違いされるあたりも、面白かったです。仲良しなら、直接、「彼氏」のこと聞けるんですけどね~兄弟(姉妹)って嫉妬、妬みなんて、普通に持ってる感情ですよね。
それにしても、小学生であの感想文とは、栞子ただものではないですね^^;