来なかった日
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/02/16 04:42:14
バレンタインには
手作りのチョコレートケーキ
毎年同じだけど
今年もうまく焼けた
私も少しお味見に
お揃いのキーホルダー
彼にあげてみた
お互いの愛に鍵かけて
いつでも いつまでも
この想いが続きますように
ホワイトデーを待つことなく
その鍵が開いた
別の人と楽しそうに
歩いてる彼を見た
あわてて身を隠す
これは何
あれは誰
私の愛は
どこへ行ったの
空気のようにふわふわと
とんでいってしまったの
涙も出ない
声も出ない
気が付いたら家に帰っていた
頭の中は真っ白
体が震えてきた
悪い夢を見た後のよう
信じていた愛は
夢だった
これから彼には
もう会えない
もう笑えない
何もかもがお芝居
涙が一筋
頬を流れる
彼に会いたい
なのもかもを聞きたい
でもそんなとこは駄目
そっと身を引こう
来なかったホワイトデー
弾んていた心も
息が抜けたボールのよう
もう春なんて来ない
心は冬のままで
鍵をかけて・・・
ありがとうござます。そうですね。鍵と芋のは、閉められるけれど開けられる。早く開けてほしいですね。
愛の鍵というのはどれだけ強くかけても開いてしまうものなのですね。
心の鍵を開いてくれる人が早く見つかるといいですね。