星の下で
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/02/17 02:44:39
彼もこの夜空を
眺めている 遠い北国で
私の想いは
夜空を駆けていく
星を抜けて
雲を抜けて
彼女もこの夜空を
眺めている 遠い南の島で
僕の想いは
立ちはだかるものなく
一直線に
南の大地へ届く
北の空は
冷たいだろう
私の胸で
暖めてあげたい
彼を抱くように
ギュッとこの身を抱く
南の空は
暖かく清んでいるだろう
手を取り合って
軽い足取りで
歩いて行きたい
海辺の道を
寒い寒いこの季節
星たちも寒そう
流れていく雲も
吐く息も
冷たそうに
白く息を漏らす
生暖かいこの季節
星たちも眠りに落ちて
海岸から見る雲も
足跡も
月に照らされて
ため息を漏らす
あぁ 恋人たちよ
遠く離れていても
心は輝き
想いは深く
夜空を見つめて
互いの胸に互いを照らし
飛んでいく恋よ
永遠の契りを誓う
ありがとうございます。愛は空を駆ける。
そんな言葉がぴったりですね。何かにぶつからないように…。
二人のいる場所は違う場所でも、想いは同じひとつの場所にあるようですね。
そこはきっと慈愛に満ちた場所なんでしょうね。