ヤツフサさんの日記 | ニコッとタウン

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小惑星接近、今日から明日にかけて

カテゴリ：日記
2013/03/09 22:46:15

まだ隕石ネタを続けているヤツフサです。　(´ω｀)

今年２０１３年３月３日、アメリカのアリゾナにあるカタリナスカイサーベイ

（アリゾナ大学　月惑星研究所）が、小惑星群観察プロジェクトを行った

際に、地球に接近する直径１００メートルクラスの小惑星を発見し、

２月１５日にロシアに隕石が落ちたこともあって観測を続けていたのですが、

アメリカ時間で９日午後、日本時間で１０日の午前中に月軌道の２．５倍の

所まで接近し、その後遠ざかって行くと発表したので日記に書いて

おこうと思いました。

http://www.cnn.co.jp/fringe/35029294.html

彗星などと違ってまったく光らないただの小惑星、テレビでは１メートル

以上の大きさの障害物はレーダーで映ると言っていますが、それは

人工衛星の軌道上の話で、月よりも遠い所にあるものを現在の施設

で全て把握できるほど人類は金持ちではありません。

そんな施設を維持し続けたら税金が幾ら有っても足りません。

それでも宇宙にはいろんな面白いものがあるとずーっと見ている

人たちは居るもので、そんな人たちが今回の小惑星を発見しました。

記事によると天文学者の間でも、地球から見える位置に来るまで

軌道がわからなかったと言う事らしいです。

ロシアに隕石が落ちて、天文分野に興味を持つ人が増え、みんなで

小さな星を発見しよう！　とプロジェクトを立ち上げたら今回の発見

に繋がったと思うと、これはすごいことですね！

地球はじっとしている訳ではないので、こんなにうまく小惑星を発見

出来るなんて凄い事です。

地球の自転は時速約１６２０キロ（赤道上の速度）で、更に太陽の周りを

１年掛けて回っているので、時速２万キロ位で移動しています。

テレビでおなじみの地球のイメージはこんな感じだと思いますが、

http://www.youtube.com/watch?v=tjLjbI_UBOU

実際の地球の軌道は、太陽を中心に回っているため、太陽自体が

銀河の中心を基軸に銀河を回転しているため、正確な軌道のイメージ

はこんな感じになります。

http://www.youtube.com/watch?v=0jHsq36_NTU

では学校で嘘を教えているのか？

と言うとそう言うわけではなく、こんな複雑な軌道を教えてもわかりにくい

と言う事も有って、わかりやすいように教えているだけです。

なんにしても今まで気がつかないだけで大量の小惑星が接近して

いるのが現状です、殆ど観測出来てませんが天文学者の予想では、

冥王星よりも遠くにエッジワーズカイパーベルトと言われる土星の輪

の様なものが太陽には存在し、そのエッジワーズカイパーベルトの小惑星

がぶつかったりして軌道が変り、太陽に落ちて行く時に地球の近くを

通過したりすると考えられています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/エッジワース・カイパーベルト

まだまだカイパーベルトの研究を出来るほど人類の科学は進んで

いませんが、それより近い地球近傍小惑星と呼ばれる、地球に

ぶつかるかも知れないと言う小惑星の探査は既に日本でも始まって

います。

皆さん聞き覚えが有ると思いますが、地球近傍小惑星のアポロ群

にある小さな小さな誰も知らなかった星で、ＮＡＳＡが潜在的に危険な

小惑星として観測を続けていた１９９８ＳＦ３６「イトカワ」を日本の

無人小惑星探査機　正式名称「第２０号科学衛星ＭＵＳＥＳ－Ｃ」

通称「はやぶさ」が、地球に接近するかも知れない危険な星がどんな

成分で出来ているのかを調べる為に、２００３年５月から２０１０年の

６月にかけて、何度も故障しながらも星の欠片を持ち帰り、最後は

地球の大気圏で燃え尽きる時に、もし地球に隕石が落ちたらどのように

燃えるのかと言う所までデータとして送ってくれたと言うあの

はやぶさくんです。　ヽ(ﾟωﾟ=)

はやぶさは何も無駄死にしたわけではありません。

地球に迫る危機を観測する為、自ら大気圏で燃え尽きながらデータを

送ってきていたのです。

ちょっと失敗してロシアの隕石は観測できなかったけど、はやぶさの

貴重なデータによってこれからも地球に接近する小惑星がどんなもの

なのかを更に詳しく調べて行くことが出来るでしょう。

と言う訳で、今回の小惑星は素通りです。　(´ω｀)　＜なんでやねん

　