Nicotto Town



黒猫目日記68 (タウンイベント こはる温泉2)

ついに露天風呂が完成した!
広場の真ん中の露天風呂は満々と湯をたたえ中央の桜の木も満開の花を咲かせている。
毎日汗を流しながらポンプを押した甲斐があったと云うものじゃ。

早速、湯をもらいに行ってみた。
入口の柵は取り払われて自由に入れるようになっている。
更衣所はどこじゃ?
ハルパパ「ここは服のままお入り頂く様になっております。特殊な泉質ですので大丈夫ですよ」

ふ、服のままで入るのか?
なる程、この風呂は混浴ゆえに風紀秩序を保つために衣類を着用して入浴するのじゃな。
どれ、お!思ったより深いな。湯の中を歩くと水の抵抗でゆっくりとしか動けぬ。
泉質はなんじゃろう。青みがかった白い湯じゃな。
ああ、ハラハラと散る花びらが湯船に舞い降りなんとも言えぬ風情じゃ。

おや、あれはコハルではないか。
そう言えば最近姿が見えぬと思っていたが温泉が完成したので手伝いが忙しいのじゃな。
木陰から小さな手にさくらんぼを持って覗いておったあの姿が見られぬのは残念じゃが、元気で家業の手伝いをしておる姿が見られて安心した。

コハルよ、明日もまた貰い湯に参るのでよろしくな。





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