Nicotto Town



黒猫目日記70 (花見の宴)

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春爛漫、長い冬が終わり漸く春がやって来た。
コハルの呉れたさくらんぼの種を埋めておいたらいつの間にか大きな木になっておった。
しかし、この街の草木は育つのが異様に早い。一晩で見事な桜の木が生えてしまった。
あちこちの庭で桜の大木が美しい花を咲かせて、風が吹けばひらひらと花びらが舞っている。
拙宅の桜も見事に満開の花をさかせた。これは花見をせずにはおられまい。

縁台を庭に出し、非毛氈を被せて花見の場を誂え、賑わいに幟も立ててちょっとした小料理も用意した。
イベント広場の団子屋で美味そうな団子を幾つか買って来たので濃茶を点てた。
団子をひと串かじり、お茶を一口啜るとお茶の旨みと苦味が口の中に広がる。
 美味い。
        ひら    ひら ひら   ひら ・・・

ああ、なんとも言えぬ風情じゃ。
昼の桜は華やかじゃが夜の桜はまったく別物じゃな。

花びらが一枚海に落ちてゆく。また一枚・・・・・

   ひら   ひら ひら      ひら   ひら ・・・・


・・・・・・何やら寂しくなってきた。
やはり花見は宴会じゃな。

姫ぇ、美味しいお酒をお持ち致しますので花見酒をやりませぬかぁ。

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2013/03/26 00:44
花見酒ってなんだかいいなあ。
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2013/03/23 09:30
お花見の予定は立ててなかったけど、
ブログを読んだらどこかへお花見に行きたくなりました。^^




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