Nicotto Town


およよ・れおポン


一度行ってみたい…国

え〜、毎度のように、
「そもそも、国ってなんでしょう?
 国家や、国民意識というものは、
 どうやって成立するのでしょう?」

なんてことは、今回は書きません^^

ストレートで、行きたい国への想いを書きます。

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僕は、ドイツへ行ってみたい。

実は、場所はよく知らない。
限定的、特定的場所へ行きたいのだが、住所は知らない。
まあ、本当に行くのなら、調べれば判る場所です。

カール・ツアイスゆかりの土地へ行きたいのです。

僕がここで言うカール・ツアイスは、光学機器の会社「Carl Zeiss」のことで、もともとは、1846年に顕微鏡などを主製品として、ドイツ人カール・ツアイスが設立した会社です。

現在、一般的には、高性能写真用レンズで有名ですね。
実際には、光学機器なら、工業分野でも、医療機器でも、専門的であったり、特殊なものでも製造します。

それで、僕は、写真趣味からこの会社を知りました。
多くの人と同じように、高性能レンズという憧れから入りました。

それと同時に、実は、全く違う視点からも、憧れを持ったのです。
それは、

カールツアイス財団

僕が知った当時、二十年ほど前だったか、たしか、その頃のツアイスの中枢は、
財団法人だったのです。
(細かいことは知りませんが、今では、たぶん株式会社になっていると思います。)

財団法人は、株式会社とは、法的に経営理念が違います。

株式会社は、資金運営が、利益を基本に考え、処理される、営利目的の会社です。
しかし、財団法人は、何らかの理念を掲げ、行動する集団であって、そのために、経理も、利益を大きくすることが目標ではなく、理念を実現するための資金繰りです。
ですから、法的に見ると、経理の処理と、税金の掛け方が違うということになります。

さて、カールツアイス財団が掲げている理念は、
工学技術の発展と、その技術を社会に提供することです。

株式会社では、利益を上げて、株主により多くの配当を出す会社が、良い会社と言われますが、(僕は、この発想がキライであるが、現代社会は、こうした傾向に在る)カールツアイス財団の場合には、利益は、研究開発に当てられます。

この、経理上の違いは、組織の体質の違いでもあります。

俗っぽく言えば、むやみに残業したり、従業員の給与が過激に変化しません。
もちろん、お金を動かす以上、避けて通れないのですが、利益の金額ばかりを追いかけないことで、安定した体質になるのです。


僕には、大きな組織の、理想的な形に感じる。

僕は、企業や、職場といったものに、多くの不満を感じている。
従業員にも、感じている。

最近の日本人や、アメリカ人や、金儲けばかり求める人間に、不満がある。

それに対して、カールツアイス財団に、理想を見てしまう。

もちろん、現実のカールツアイスが、理想であるとは考えにくいし、現代社会で、多くの企業と商取引をするからには、多くの矛盾を抱え、汚いことも多いはずだ。

それでも、僕は、日本の多くの企業よりはまともだろうと、ついつい夢見てしまうのです。

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さて、この、カールツアイス社を支えた、重要な人物が、エルンスト・アッベという数学者です。

この数学者が、レンズを計算し、ツアイスの高性能レンズを生み出した。

そして、創業者カール・ツアイスの死後、ツアイス社の代表となったとき、会社の株式を本社へ集中し、財団法人としたのが、この人である。

論理的知性が、光学だけでなく、会社経営においても、理想を追い求めた。

その会社が、技術力と財団経営によって約160年生き続け、現代まで通用し続けている。

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僕は、エルンスト・アッベの近くへ行ってみたい。

#日記広場:レジャー/旅行

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2009/08/01 18:12
理想の部分を言うとかっこいいんですけどね~

そういえば、漢字検定は、財団法人、、、社団法人だっけか、調べるの面倒だからほっといて。
漢字検定が問題になったのは、二つの面が在って、

一つには、私利私欲のためにお金が動かされたこと。
もう一つが、組織として、本来の目的とは違う資金運用をしたことでしたね。

財団であっても、悪い経営に陥ってしまうんですね。

逆もあって、
グラミン銀行と、グラミンフォンは、営利集団ですが、社会そのものを良くしようとする会社ですね。

社会企業なんて言葉も流行っていて、株式会社でも、儲けに目がくらむことなく、社会貢献できる可能性がありますね。
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2009/08/01 16:26
財団と株式会社の違いってそうゆう事なんですね~。
理念かぁ・・・カッコイイですね、なんか。
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2009/07/31 01:06
ん〜、すごくはないんです
ん〜、、すごくはないんです
ん〜、、、

なんか、自分で読み返してみると、要点がボケてる気がする。

要点は、
たとえば世の中に在る各種の法人は、福祉や、介護など、法律で、その組織の行動目的を決められていて、その活動の中に居る限り、税金などの金額が、株式会社とは異なります。
組織の存在意義そのものを問われるわけです。

財団法人は、役所へ届け出るとき、その活動の主旨について、明文化して提出します。
そして、趣旨に沿った活動をしなければなりません。
その限りにおいて、税金の金額が決まりますし、やはり、社会的活動としての質が問われます。

カールツアイスは、工学技術の研究と、それを、実製品として社会へ提供することを目的としています。

僕は、日本の企業は、よく社訓で「社会に貢献する」と言う割には、具体的な貢献ができていないと感じています。


もう一つの要点は、エルンスト・アッベです。

数学者であり、レンズ設計の技術者として会社に招かれた人物が、自分が会社代表となった時に、私利私欲ではなく、社会的理想を思い描いたことに、感動します。

技術者だ、とか、経営者だ、という分裂した考えではなく、どんな物事にも、論理的な思考と判断を実行したことに、憬れます。

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ダリは、ダリと猫と水と一緒に、空中に飛んでいる写真が好きです。

この人は、もしかして、いつも何かに締め付けられるような感覚を持っていたのだろうか。
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2009/07/30 23:15
私の頭ではばっちり理解したぜ!
まではいかず・・・何となく分かるって程度ですが、
なるほどって思いました。(・0・。) ほほーっ
私も、絵を見るのが好きで、画家のダリの美術館に行きたくて、
前はカタゲスって街に行きたいと思っていたのですが、
海外に行った事もない私か片田舎にいきなり行けるはずは無く(^^ゞ
れおポンさんって凄い方ですね。
お話してみたいo(*^▽^*)o~♪




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