湯あたり、罰あたり ☆\(ーーメ)
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2013/03/24 23:54:09
ふにゃ~ぁ
湯あたりだ~。
身体も心も重だるい。
今回の宿では無線LANが使えるので、
湯治場からの実況生中継です。
10時過ぎに高速バスで都心を出発して、
北へ向かうこと約3時間半。
今度の温泉も、
名湯と名高いところ。
今回泊まった宿も、
私以外、誰もお客さんがいません。
案の定、設備は古いのですが、
でもお客さんがないので、
10畳床の間、応接セット付きのお部屋に
一人で泊まっています。
もちろん、炊事場も貸し切りです。
内湯も小さいのですが、
ここのお湯は、
この温泉の中心にある有名な外湯と同じ源泉から湯を引いています。
有名な外湯の方は、
いつも人でごった返しているのですが、
ここの内湯は、時々御近所の人や観光客が立ち寄るぐらいで、
ここもほとんど私の貸し切り湯状態。
有名な外湯と同じ木造で、
木の栓で湯船に流れ込むお湯の量を調整して、
温度調節をはかるという昔ながらの湯船です。
そして、ここのお湯は高温であることでも有名。
最初にのぼせないように、
手ぬぐいを頭にかけて、お湯を何杯も被り、
それから、肌をちりちりと刺激するような熱いお湯に、
短時間入っては一休み。
これを数回繰り返すと、湯治の効果が高いんだそうです。
外湯の方には、
そのような湯治の作法が書いてあり、
忠実にそれを守っている方が何人かいます。
それぞれの病気を治すために、
真剣に湯治されている方がいるんだなあ。
ちなみにシャワーやカランがついた洗い場はありません。
でも、ここのお湯は硫黄分で仄かに白く濁った強酸性のお湯ですので、
石けんなんか使わなくても、肌がすべすべになります。
そして、ここのお湯は、
上がった後がかなり強烈なんです。
お湯から上がった後、
ボディブローのように、
どっしりとした疲れが襲ってきて、
ふにゃ~ぁ
と、湯あたり。
重だるい全身脱力感と、
心地よい睡魔が襲ってきて、うつらうつら。
この温泉地に来るのは3回目なのですが、
毎回、この重だるい脱力感に打ち負かされて、
そのまま何もする気がなくなり、
畳の上にバタンQ~。
あああ、しゃぁーわせだぁ~ ☆\(ーーメ) 贅沢者! 湯あたりだけじゃなく、罰も当たれ。
今、就寝前に今日二度目のお風呂に入り、
全身脱力感の中で、微睡みながらブログを書き、
はい、このまま、おやすみなさい。
(あ、でも一応、今日の目標のところまでお仕事はしましたよ。)
無線LANが使えたのは、私も意外でした。
以前、アンドレイ・タルコフスキー監督『ノスタルジア』という映画を見ました。
その映画は、イタリアを訪れているロシア人の、
故郷ロシアへのノスタルジアと
文明への警鐘を描くものですが、
この映画のワンシーンに、
大きなプールのような温泉で、
お湯から頭だけ出して、たゆたいながら会話する湯治客の姿が描かれています。
ヨーロッパの湯治場は、
湯船に浸かるんじゃなくて、
温泉プールの中を歩いてますよね。
かといって、バスタブは浸かりっぱなしで、
入ったり出たりができないし。
いっそのこと、
イタリアに露天風呂を作ってしまったら?
無線LANが使えるっていうのが現代なのね
あ~ 湯船に浸かりたい.....