灰かぶり「
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/03/27 00:53:59
ガラスの靴
履きたかった
王女様になりたくはなくて
あなたの元へ
行けられればよかった
それは無理に履いても
パリンとも割もせず
持ち主を待っている
灰かぶり娘
あっと驚くほどに
靴がすりこんでいく
ガラスの靴
私も履きたかった
それに映るあなたの姿
どこまでも笑みを抱えて
一体どこにいるの
女王になった灰かぶり娘
辛い辛い毎日で
やっと幸せになって
ガラスの靴を忘れない
それは魔女が持って帰った
今度幸せになる娘はどこ
白雪姫?
髪長姫?
突然現れた
王子に助けられる
私の愛はどこに行く
行き先は分かっている
ただ道がないだけ
平坦な道だけど
迷路のような道
私の愛はどこに行く
遠くて近いあなたとの距離
ガラスの靴じゃないけど
片方を置き忘れるなんて
事はできなけど
気がついて欲しい
ガラスに映った私の姿を
ありがとうございます。
夢が実現するといいですね。そんな夢を追い続けて行きたいですね。
ありがとうございます。
永遠の愛を誓うのに役立ったガラスの靴。
幸せをもたらす魔女の持ち物。
今度はどんな子を助けるのでしょうね。
ありがとうございます。
そうですね。ガラスはもう瞳の中。そこに映るのは彼女の愛。
永遠の時を経て、守りたいものですね。
ぴったりの靴…そして片方になってしまう
というのは何か意味があるように感じられるのですね
身にぴったりついていて、おしゃれなアイテム
さらに硝子のように儚く、華奢な靴は
履いて歩くだけでない、特別な意味もこめられそうです。
朝から夢見心地のようなステキな詩で
うっとりさせていただきましたw