髪の命
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/04/03 04:47:24
春が来た
髪を切り行った
スタッフの人に言われた
「カラーリングしてみたら?」
今までずっと黒髪だった
それが誇りでもあった
「黒髪っていいな」
カラーリングが流行っても
彼はそんなことを言っていた
「長い髪もいいな」
髪は女の命と言うけれど
そんな言葉に左右される
小さい頃から黒髪で
緑の黒髪と言うけれど
そんな黒さが好きだった
彼が言うまで
大切にしてきた黒髪
自慢できるのが嬉しかった
「ごめんな」
言葉少なく彼は言った
え? どうして? 何があったの?
立ちつくす私
涙が流れる頬を
髪が隠す
「濃いブラウンなんかにあいそうだよ」
もういない彼
黒髪で執着を忘れようか
「う~ん、こんな色がいいな」
「OK、きれいにしてあげるよ」
染め上がった私は
別人みたい
髪は女の命と言うけれど
命はこんな風に揺れ動く
悲しい定めの命だろうか
せめて他人に言われることなく
わが道を行きたい
その時はまた黒髪に
ありがとうございます。
そう言いますね・
髪は大事にしないといけませんね。
あるがとうございます。
恥じての茶髪です・
なんかへんなかんじだなぁ。W
髪は命だね!