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ドラマ【妻はくノ一】【リバース】

カテゴリ：テレビ
2013/04/06 13:58:04

新番組　妻はくノ一

ＮＨＫ－ＢＳプレミアム　金曜夜８時～

【あらすじ】海と星にしか興味のない平戸藩士・雙星彦馬の元に美しい妻・織江が嫁いできた。が、夢のような新婚生活もわずかひと月、織江は理由も告げずに姿を消す。妻を捜すため江戸へ出てきた彦馬は、幼なじみの商人・千右衛門の手引きで長屋住まいをすることに。その頃江戸は、商家の娘のかどわかし事件の話題でもちきりだった。身代金と引き換えに娘は無事戻ってきたが、下手人の手がかりがまったくつかめない。娘の証言によると、火事を知らせる半鐘が聞こえた時、捕えられていた部屋の窓から月が見えたと言うのだが…。

【感想】見るつもりはなかったのに見てしまったー！金曜のこの時間はまったくブランクなんで、ついチャンネルを合わせてしまうんだよな～。もしこれが、幕府隠密の妻と彦馬の関係がどうなっていくかというメインストーリー１本で進んでいくなら、大して面白くない気がするんですが、今回のように彦馬の天文や海洋の知識で事件を解決していく一話完結のタイプなら、結構面白くなりそうな気がするんですよねぇ。キャスティングに関しては、主役にはまったく興味なしｗヒロインも美女ということになってますが、瀧本ってそんな美女とも思えないんですよね…。面長なので日本髪は合うと思いますけどね。それよりも脇役の田中泯とか中村靖日が気になるくらいでｗ田中泯は龍馬伝の吉田東洋役で存在感を出していたダンサー兼俳優さんですが、なかなか味のある演技をするんだよなぁ。中村はいつもながら、ハズレがないｗ飄々とした独特の個性を持つ俳優さんですよねぇ。あと、珍しく堀部圭亮がいい人の役で出ている、とかｗ今後梶原善なんかも出るようですね。こんな俳優さんばかり気になるとか、どんだけマニアックやねんｗま、今後も暇があれば見てみるかくらいのノリで見たりみなかったりしていこうかと思いますｗオススメはしませんが、公儀隠密の実情が結構如実に描かれているので、そういうのに興味がある人は、見てみてもいいかもしれないですね。

リバース警視庁捜査一課チームＺ

日テレ　４／５金曜夜９時～

【あらすじ】警視庁副総監を父に持つ警官・江上亨は、幼なじみの女性警官・佐野希とともに、警視庁捜査一課に新設されたチームＺに配属されることとなった。異動初日、登庁を前に、亨は中学時代の恩師・相沢に偶然出会い、励まされる。実は亨は、相沢の娘・瑠奈と昔つきあっていたことがあったが、今は音信不通だった。チームＺには主任の戸口を初め、各方面から個性的なメンバーが集められており、一枚岩となって捜査する捜査一課とは違い、刑事部長直属の遊撃班という位置付けらしい。

【感想】大変期待して見たのですが…。ミステリードラママニアにはイマイチな内容でした。どうも、今が旬の松坂×杏のコンビで刑事ドラマをやってみたかったのよ、というニオイがプンプンしてなりませんｗしかも謎がまだ残されており、連ドラの初回スペシャルと言っても不思議じゃない感じ。まぁ十中八九、視聴率がよければ(及第点は１３～１４％くらい？)、連ドラ化されるんじゃないでしょうかね。ただ昨日は裏にもスペシャルドラマやバラエティが目白押しで、及第点取れたかどうか厳しいところですな。しかもあまり面白くなかったし…。まず、犯人との現金受け渡しの時、亨や希などの若い捜査員だけが犯人と対峙するような状況になってしまったのは、捜査一課全体の責任ですよね。最初のネカフェで火事騒ぎが起きた時も、すぐに陽動作戦だとわかるはずなのに、他の個室に待機していた捜査員が全員火事騒ぎの方に行ってしまったのはお粗末としか言えません。二回目の現金輸送車の時も、彼らが何と言おうと、ベテランの捜査員を同乗させ、捜査本部とリアルタイムで連絡が取れるようにすべきだったのに、結局若い捜査員の言う通りに人員を配置したところは、どう考えても責任者の不始末です。そんな素人にすら指摘されるようなミスをしているあたり、あまりプロっぽくない仕事ぶりですよね。またプロットについてですが、結局事件は相沢の怨恨による犯行でしたが、それなら爆弾星人などと名乗り、爆弾騒ぎや現金をゆする事件を起こす意味がわからない。そちらの事件の犯人・海東が爆弾を作ったとかならまだわかるんですが、爆弾を作ったのも相沢だし、首謀者も相沢だったわけですよね。何故海東を仲間に引き入れたのかが謎なんです。娘を殺した犯人の罪を世間に暴くだけなら、後半のテレビ局占拠事件だけ起こせばよかったんじゃない…？でもって、終盤犯人が犯行動機を告白するシーン、冗長すぎ。というか、公式サイトにあるほどドラマ内で犯人の人となりが描けていないので、あまりそういうの長くやられても、ピンとこないんですよね。それとタイトル。リバース、ようするにオセロみたいなゲームのことですよね。最初に主人公たちがそのゲームをやろうとしただけで、内容にほとんど絡んでこないという…。正直ゲロる方のリバースを思い起こさせるので、あまりいいタイトルとは言えませんなぁ。ＢＧＭもオジサン主演の臨場や遺留捜査と同じ人なので、ちょっと古臭い。若い役者が主演なので、もうちょっと今時な感じじゃないとね…。とまぁ、全体的に見て穴だらけだし、これなら詰め込みすぎで不満のあった相棒の単回の方がまだよく出来ているというもの。思うに制作側がこういうドラマを作るのに慣れてないんじゃないかなぁと思います。今時刑事ドラマが多い中、このクオリティはちょっとつらい…。もし今後続編の連ドラやＳＰドラマがあったとしても、見るかどうか悩むレベルだなぁ。ちなみに本来は１月に放映予定だったのに、アルジェリアの人質事件があったので、放映が延期されたようですね。その時に放映してた方がよかったね。少なくとも裏に女信長は来なかっただろうし…。