Nicotto Town



黒猫目日記73 (花祭りイベント)


あのやたらと色っぽい妖精殿の「お願い」を聞いて、せっせと花を育てておったら、この様な服を一式頂いた。
どうやら、お礼のいいものとはこの服のことであったようじゃ(ちょっぴり残念)

こまめに手入れをして水やりをしておったが、安価な花はあまりお気に召さなかったようで卵のカラのような履物はおあずけとなってしもうた。
ま、あのようなもの頂戴しても流石に身に付ける勇気はないが好事家の間では中々の人気だと聞く。

それとは別に家具も幾つか頂いた。
ゆで卵を半分に切ったような机や、卵型てれびなるものに卵のかざり、えっぐすたんどなるものから好きなものを選べと言われた。

えっぐすたんど?これは如何なるものか?何、卵を縦に置く道具じゃと?
縦においてどうすると云うのじゃ?え、匙でほじくって食べる?
なんと悠長な、ゆで卵は殻を剥いて塩をふりかけてかぶりつくのが一番うまいのじゃぞ。
そもそも、拙宅は鶏を飼っておらぬので卵がない。ふ、無用の長物じゃな( ; ̄▽ ̄)。
しかし、おもちゃの国の品物は皆卵型なのであろうか。オトモたまご達も卵のかたちをしておるしなあ。

それは兎も角、あの妖精殿の姿は大変な人気である。
街に出ると妖精殿とお揃いの髪型や羽をつけた人々が道を行き交っておる。
ふわふわキラキラと麗しい姿がいっぱいじゃ。
キョロキョロ見ながら歩いておるとその一人とぶつかりそうになった。
「オラ!フラフラすんな!前を見て歩きやがれ」
ええええぇぇ、男ぉ?!






Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.