コクリコ坂から
- カテゴリ:アニメ
- 2013/04/14 22:45:42
どうして、公開当時に、大画面でみなかったんだろう。
と、後悔しきりの今日このごろ><
そもそも、原作が同題の少女漫画ってのがいけなかった。
私はリアルタイムでこの漫画を読んでいた。
原作は昭和50年代半ば。
戦争はとっくに過去。
高度成長時代すらも遥かな過去の時代。
「新人類」が幅を利かせ始めた時代。
登場人物はみんな地に足がついてなく、リアルさがない。
「コクリコ=ひなげし」とか、主人公メルは仏語のラ・メールにちなむとか。
恋愛の障害となる「実は異母兄妹」とか。
おされ~♪ なステータスにあふれた、ありがちな漫画としか記憶してなかった。
その少女漫画を、あの「ゲド戦記」の宮崎吾郎氏が監督する。
ジブリだから映像は文句なしだろうけど・・・
話はあれなんだろうなあ^^:
と、どうにも色メガネで見ていた。
今は、反省しきりfだ。
良作だと思う。
時代背景を高度成長時代の直前に移して、主人公メルと俊の心のふれあいを縦糸に。
怪しいとゆーか、怪しすぎる学生の巣窟(w)、文科系部活のクラブハウス「カルチェラタン」の取り壊し反対運動を横糸に。
話は淡々と、小さな、それでいて印象的なエピソードをはさみながら進む。
最後まで見ていて気持ちのいいアニメだった。
見終わってぽっと、心の中に穏やかな雨上がりの夕焼けが浮かぶような、そんなアニメだった。
当時の日常生活とか、買い物風景とか、早朝のもやる海とか。
その中を進むタグボートとか、路面電車とか、オート三輪とか。
ガスコンロとチンチラカマドで炊くお釜さんのご飯。
木製の桶に米びつからマスを使っ米ていれ、「米をとぐ」とか。
新鮮な鯵を使って、じっくり揚げた鯵フライとか。
電化で超便利な今のキッチンと、昭和の台所と。
どっちがいいかは個人の自由だが。
昭和の時代が長かった私には、このアニメの台所に郷愁を感じる。
肩の力をぬいた宮崎吾郎氏は、いいアニメを作ってくれた。
お久しぶりです^^
そうですか、劇場でご覧になりましたか、いいなあw
私も学生活動はしらないのですが。
残り火のような、その熱は知ってます。
丁寧に描かれた学生たちの面白いエピソード。
思いっきり無茶をできるのは、学生の特権かもしれません。
もちろん、公共の場で馬鹿騒ぎしたような、○SJで暴れた大学生は大バカですが。
大画面で見ても やっぱりよかったですよ
さすがに学生運動の頃は知らないんだけど その頃の燃えカスのようなものや
先輩達の熱がまだ残っている・・・そんな匂いやしみやらを感じたことがあったから
なんだかニヤニヤしてしまうんだよね~
青春が本当に青かった時代・・・いいよね~~
心の動きも素直でサー
秀作、佳作といっていい作品です。
名作か?といわれたら、ちょっと首をかしげますけどw
メルと俊の心のゆらぎが丁寧に、丹念に、描かれてましたよね^^
私もそうだったですよね^^:
「ゲド戦記」の苦い記憶が強くて、敬遠してました。
…いやはや、映画はまず「見る」をしないと語れません。
実は、あの食卓にまざりたい今日この頃。
鯵のフライが食べたくて、食べたくてw
コメントありがとうございます。
「ゲド戦記」は、世界的に有名なシリーズです。
読者も自分のの世界観をもってるからこそ、あまりに違いすぎる話でがっくりきますよね。
その分、コクリコ坂からは、舞台も日本、原作もマイナーな少女漫画。
力みすぎないのが、一番いい作品を作るじょうけんなのかもですね。
確かに、ちょっとあざとい演出かもですが^^;
それでも、背伸びしないで作ったアニメではないかと思います。
私は原作の少女漫画を、よくここまで昇華させたなあと感心しました。
なかなか良い作品ですよね~!
私はTV録画を見たのですけど・・・。
昔の時代背景は理解と言うよりも、そうだったんだ~みたいな感覚でしたが、
主人公のメル(私と同じ名だわ *´艸` フフ)と俊のピュアな恋愛がほのぼのと
心温かくしてくれる作品でした!(=^_^=)
(金曜ロードショーか何かで録画だけはしてあったりする^^;)
「ゲド戦記でガッカリ派」だったのも手伝って、なんとなく録画リストを横目で見ては後回しにしてた感じです^^;
今度、ゆっくりできる週末にでも、落ち着いて観てみたくなりました^m^
公開当時多かったからねぇ・・・ 原作から、なんでわざわざそこかよ、って思っちゃったのよ・・・
ラトさんの解説つきでも一回見たら感想変わるかしら・・・ ヾ(-_-;)