Nicotto Town



ムンクの言葉

Facebookで、ムンク・トリビュートというアカウントがあって


昨日、こんな言葉を載せていました。

私の心も引き寄せる言葉がたくさん、ありました。

ムンクは、5歳で母を亡くし、13歳の時に姉を亡くし、
ムンク自身も病弱で、それにつれ父親は錯乱状態に。
ムンク曰く、
「物心ついた頃から、
僕の中から死への不安が離れたことはない。
病や死への不安がなければ、
僕は舵のない船のようなものだったかも知れない」。

『叫び』を描いても、『不安』や『絶望』を描いても、
「絵を描いている時、僕は決して病んではいなかった」。

「僕は、もう読書をする人や編み物をする婦人は描かない。
これからは、呼吸をし、苦しみ、愛する生きた人たちを描く」。

「いま見ているものでなく、
僕は、かつて見たものを描くのだ。
カメラは、絵筆やパレットと競うことはできないのだ」。

「ダ・ヴィンチは人間の構造を探求するために肉体を解剖したが、
僕は魂を解剖したいのだ」。
「芸術は、自然のアンチテーゼだ。
芸術作品は、人間の内部から生じうるものなのだ。
人間の心、頭、眼を通して現れた絵画の形が芸術なのだ」。

ノルウェーのムンク・ファンは好んで言います、
「ムンクは、自分の中に自らのタヒチを秘めていたから、
ゴーギャンのように人間のプリミティブなものを求めてタヒチまで旅する必要はなかったんです」。』

私は、ムンクというと ちょっと不気味なあの 叫び しか知らないけれど
そうか、そんな背景をもつひとだったのか。。。

何度も反芻してみました。

アカウントのウォールに、
素晴らしい言葉は、苦しみの激流を通った魂から生まれてくるんですね』

と、書き込みました。

すると、こんな返事がムンク・トリビュートさんからありました。

そうですね。激流を通って、それでも(記憶に)残っているものだけをムンクは作品に落とし込んだんですね。』




なるほど。。。。

深く考えて 言葉を出して それを受け取ってくれた人が、
返してくれる。そしてまた 深く考える

私は、こういう会話が好きです。

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2013/04/26 12:48
ムンクといえばやはり叫びを思い出すのですけど、小学生のころあれを見て明らかに印象的で
お化けだとおもってました。むんくあっか~!
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2013/04/23 22:02
一方 ピカソは 頭の中にわきでるものがなんにもないから 自分からなんでも経験しに出かけて
どこにでも行った
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2013/04/21 08:37
やったー。ばるさみこちゃんや トシraudさんや、たるほさんのような
こういう書き込み、待っていたのですよう~

昨日も今日も、ちょっとログイン時間が少なめで、
体力も少なめなので
おひとりおひとりには、また後ほどお返事しますが
私宛ではなくても、お互いに あ、それそれ、とか こうじゃない?とかあれば
自由な意見交換の場所に コメント欄使ってくださいね^^

たるほさん、優しさの中に深い意思だなんて、ありがとう!これだけとりいそぎ。

後のお二人、またじっくりお返事書きたいわ。待っててね^^
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2013/04/20 23:30
「病や死への不安がなければ、僕は舵のない船のようなものだったかも知れない」という言葉は印象的ですね。ムンクは死への不安に直面しそれを創作活動の源泉とすることで病まずにきちんと舵を取って生きることができた。死への不安に直面しそれを解決するという切実な課題が20世紀は厳然とあったんですねぇ。

死への不安に直面することを回避し、その現実性が希薄になってること自体が課題の現代からするとすごくまっすぐな感じがしました。

もう一つ面白いと思ったのはノルウェーのムンク・ファンの言葉。
ムンク本人が自然の中にではなく人間の内面性、精神性の中に解決を求めて行ったというのに対し、ムンクファンはそれをあっけらかんと「内なるタヒチ」つまり内なる自然、内なるプリミティブと言い換えます。つまりムンク本人のように人間の精神を自然から切りわけて、精神の方へと救いを求める非対称な態度ではなく、内なる自然と外の自然を対称的に捉えている。ゴーギャンのように外に行くもよし、ムンクのように内に行くもよしという開き直りには、よくも悪くも現代人ぽいものを感じました。

死へと直面し、どう舵を取るのかが問題ではなく、もはや舵のない船で漂流しつつある私たちは問題が一段ねじくれてるかもしれない。ムンクのようにもゴーギャンのようにも行けるというのは自由度が上がったようで切実度が下がってる。切実度が下がること自体が問題のような問題。問題はそのままそこにあるにもかかわらずそれに直面できないという問題。苦痛の激流は確かにあるけど、その流れかたは変わってしまったんでしょうか。そして、このムンクファンに共感できる自分がいるのも確かなんですよね。

長文ゴメンナサイw
Noelleさんの文章は優しさの中に深い意思のようなものを感じさせてくれて、感銘を受けるんですが、
私が書くとつい散漫になります^^;
でも予告通り頑張って粘着してみました♪(予告だけして延び延びになってたので^^)
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2013/04/20 19:09
私も「いいね!」しましたw、子供とかが叫びの顔の、あれなんて言うんだ、パネルみたいなの?行ってみたいですw う、お知らせが26も溜まってるw

ノエルさんの引用なさってるなかで、「芸術は自然のアンチテーゼ」ってなるほど!って思います。ヒトの手が加わってるものって、何らかの芸術性があるものならそれは価値があると、カヤックとかで漕いでて景色見て思ってました。だから、たとえば淡路島の観音さんとかみて、、、、・・・・・なんですよ。

ピカソ作品も二次利用が盛んですが、ムンクもそうなんですね。ヒトの欲望の自然な流れなのかもしれませんw
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2013/04/20 18:51
中学の美術の教科書で叫びを見て、ムンクという人はパンキッシュな前衛芸術家だと勝手に思っていました。
そういう生き方をした人だという事も教えないとダメじゃないか美術教師・・・

会話をする時、考えながら自分を見つめ直して会話し、更に相手の事もより深く知ろうとする
私もこういう会話が出来るとその人とより仲良くなりたい、もっと話したいと思います^^

好きじゃない絵を描く画家のことも、その人の内面を知ったら、また違う絵の見方が出来そうだなと思いました。




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