幻の海辺
- カテゴリ:恋愛
- 2013/04/22 22:55:28
その日、まだ春浅い浜辺で、
打ち寄せる波を眺めて過ごしていました。
だんだん身体が冷えて、身動きがおっくうになって、
抱えた膝の間に顔を埋めて、少しうとうと…
誰かがわたしの方を、とんとん、っとたたいて、
こんなトコで寝てたら風邪引いちゃうよ?
と、話しかけてきました。
そんな出会い。
温かい日差しと、冷たい風の吹く、
ふきっさらしの海辺の風景が、
どこか、わたしの原風景になってる気がします。
春もまだ寒い、ひとけの少ない砂浜を
いっしょにお散歩するのがいいかな。
Googleの航空写真マップでみたら、
もう砂浜はずいぶん小さくなっていました。
もともとは、すぐ近くにある漁港の船着き場の
海底を浚渫した時に出る砂を捨てて形作られた
砂浜だったと聞いていましたから、
長年経つうちに、波の力で削り取られていったのでしょう。
また、あの砂浜に降り立つことが出来ればいいな、
と、妄想してしまいます。(できれば一緒に、)
伊豆下田の海岸沿いを
もう一度お散歩してみたいなあ。
だいぶ変わっちゃったんだろうなあ・・・。
Googleの航空写真みてみようかなあ。