砂の城
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/04/26 12:04:43
夕日が落ちるのを
海岸で
あなたと見つめる
夜のドライブの始まり
二人の愛の逃避行
そんなしゃれたものじゃない
海岸線を抜けて
街に入れば
そこは不夜城
夜を知らない街
そんなところには
いるべきじゃない
街を抜けて
山道にむかう
最後のコーヒーショップ
体を休めて
無言の2人
静かに時は過ぎる
熱いコーヒーが
体を暖める
あなたの腕の中だったら
どんなにかいいのか
私にもわからない
あなたも知らない
すべるように走る車
あなたの大好きなおもちゃ
私はあなたの何かしら
生身の人間も
車の置物なの
それが辛い
さみしげに夜は明けて
海岸線で日の出を見る
砂の上に座って
あなたの肩に寄りかかる
吐息をもらす
あなたがいとしい
車は動き出し
現実へと向かって行く
一夜の夢は
朝日の中においてきてしまった
砂の城のように
波にさらわれる
ありがとうございます。
この感覚を受け入れてしまう女性も女性ですよね。
笑って許してしまう…。
愛しているから隣にいるのに、おもちゃ扱いをされてはたまりませんね。
>私はあなたの何かしら
生身の人間も
車の置物なの
ここがとても引っかかりました。
この雰囲気結構現実にもあるような気がします。
同性を敵に回してしまいますが、車大事して他ないがしろにするやつイライラしますね。
子供に見えます。僕は車なんてどうでもいい、君との車内でのシチュエーション楽しみたい。ヽ(▽`)ノ♪
ありがとうございます
砂の城・・・そんな片恋が悲しいですね。
そんな城に