ドラマ【妻はくノ一】【TAKE FIVE】
- カテゴリ:テレビ
- 2013/04/27 14:13:15
【あらすじ】外国の難破船についての報告を松浦静山にするため、雙星雁二郎が平戸より江戸にやってきた。雁二郎は彦馬の養子だが、事情により彦馬の父と言っていいくらい年上だった。雁二郎が彦馬を「父上」と呼ぶのを見て、彦馬が教えている寺子屋の子供たちや千右衛門は驚くやら疑うやら。その頃江戸にオランダ商館の一行が訪れる日が近付き、一行が逗留する長崎屋の警備に駆り出された同心の原田は気もそぞろ。静山はオランダのカピタンへの面会を許され、彦馬を伴って行くことにする。 【あらすじ】南の妻が入学しようとしていたビジネススクールが突然倒産し、既に振り込んだ入学金が無駄になってしまった。南の話を聞いた晴登は計画倒産ではないかと指摘し、経営者の相良光代の隠し財産を見つけ、入学金を取り返してやると言い出す。一方、正義の研究室に岩月と名乗る刑事が訪ねてきた。どうやら正義がテイク・ファイブのメンバーだったことや、先日東都銀行に侵入して機密データを盗んだことなどを知っているらしい。そして岩月は正義にデータを寄越せと要求する。
【感想】もう惰性で見ているだけですが、今回はちょっと面白かった。いや、レイプシーンのことではないですw あれもびっくりしたけどねー。まさか民放ですらあまりやってないのに、NHKがやっちゃうとは…。しかもヒロインですよ。しかし、江戸時代って案外そういうことに寛容な時代だったので、こういうことも表面化してないだけで、結構あったのかもしれません。夜這いなんていう言葉も残ってるくらいだしね。男女の仲に厳しかったのは武家や良家の妻やお嬢さんの話で、男の場合岡場所に通うなんて当たり前だったし、そのせいで性病も蔓延していたようです。まず江戸では男の方が圧倒的に多かったので、独身者で溢れていたし、そのせいで女は男を見限ったらすぐに別れて他の人のところに行くなんてこともあったようですね。三行半は男の方からの一方的な縁切り状と思われていますが、実際はもうこの女とは関わりがないので、後は再婚なり何なり好きにしていいですよってことだったらしいです。ほとんどすべてお江戸でござるからの情報ですがw 話を戻しますが、織江はかなり肝の据わった女性で、夜這いの気配を感じ、そこで逃げることもできたのですが、敢えて受け入れることによって、自分の手を煩わさず密偵の男を追い出すことに成功。頭のいい女性ですよ。その代わり操は犠牲になってるわけですが、男の方は命が犠牲に…。さすがくノ一ですね。操すら武器にしてしまう。いや、女だからこそ、操は一番の武器になるわけですね。彦馬と分け合った桜貝をそっと布団の下に仕舞うところは、女らしかったですけどね。そして、恋する男の直感とでも言いましょうか、川村様、怖いw それまでノーマークだった彦馬が、静山についてカピタンに会いに行ったことと、織江が自分の求婚をあっさり断ったことから、織江が彦馬を愛してしまったため、実際とは違う報告をして彦馬から目を逸らせたと思い込んでしまったのですね。いや、それ半分合ってるけど半分違うからw 確かに織江の心の中には彦馬はいますが、だからといって任務を中途半端に終わらせるようなくノ一ではないですよ。あの時点では彦馬は藩内でも完全にノーマークの人物。今でこそ静山に気に入られてますが、それは彼が変人だからであり、やはり天文学や海のことと、あとは妻にしか興味がない、しがない人物ですよ。まぁ川村にとっては、織江の意中の人であることが、一番気に入らないんでしょうけどねw あと梶原善が演じる雁二郎。この人もほんと、ハズレがない人ですわ。名脇役ですよね。しかも公式サイト見ると、実は平戸藩の忍びだって書いてあるじゃないですか。これはこれから活躍するかもしれませんね。幕府方の忍び・宵闇も現れ、やっと顔が揃い、これからもっと面白くなってくれるといいんだけど…。
【感想】やっと5人揃いましたね。しかし5人目の岩月はなかなか油断がならない人物。閑職とはいえ一応刑事で、ハピネス・トラストに関するデータを入手したいがために、彼らに近付いたんですからね。なんで岩月はそんな投資信託のデータを入手したがってるんでしょう。刑事が泥棒の仲間になるなんて、とんでもないことですからね。まぁ元々その泥棒と取引をしようとしたくらいですから、あまり刑事としての使命感がない刑事だったのでしょう。いざとなれば、潜入捜査をしていたとでもごまかすつもりかもしれません。それが通用するかどうかはわかりませんが。彼の役割は、実際に侵入する正義たちのバックアップや、今回のようにお金をバラまく裏方なんでしょうけどね。侵入するといえば、正義たちは白昼堂々黒い服を着て侵入してましたが、夜ならともかく、昼はあんな服装よりも、作業服やスーツなどの方が目立たなくていいと思うのですがね。実際プロの泥棒はスーツ着て歩いてると言いますしね。びっくりしたのは、裏指紋でしたっけ。逆指紋だったかな。指紋の凹凸が逆に認識されてしまうという現象。あんなこと本当にあるんですかね? どういう理屈なんだかよくわからないけれど。てか、こういうのを見てると、指紋認証ももう古いんだなと思わせますね。考えてみれば今は3Dプリンターなんて恐ろしいものもありますしね。子供の頃と比べ、あまり未来的な社会になってないと思ってたんですが、見た目はあまり変わらないけど技術は格段の進歩をしてますよね。一番の象徴はインターネットと携帯かな。ともかく、守る方の技術も進歩したけど、破る方の技術も進歩してるわけですから、いたちごっこってわけですよ。常に切磋琢磨しあいながら、業界を成り立たせているわけですね。