プーシキン美術館展
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2013/05/05 17:55:01
母と娘と私の親子3代で、プーシキン美術館展に行ってきました。
ゴールデンウィーク中は混むから・・と思ったけれど、良い天気だったせいで
外に人が流れたのか、思った程ではなくて、ゆっくり作品が見られました。
フランスも羨むほどの、フランスの有名画家の作品を集めたプーシキン美術展は
ロシアの女帝エカテリーナ2世が、憧れたフランス文化を宮廷に広めようと、
財力に物を言わせてフランス絵画を収集し、それに倣って貴族も収集したという展示物です。
モネ、ルノワール、ピカソ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、ルソー、ローランサン、
シャガールなど皆さんが知っている有名どころの絵が並び、とても充実した美術展でした。
母は、ピカソの「マジョルカ島の女」が気に入りました。
笠をかぶった現地の女性が、所々水色の空に溶け込んでいる画で、
オリーブ色の肌といい、存在力のある人物画のはずが、空に溶け込んでいるので
儚さを感じます。
「ピカソもまともな絵が描けるんだね」と母が感想を言った時には、危うく爆笑しそうでした
ジャン・パティスト・サンテールの「蝋燭(ろうそく)の前の少女」は、
暗い部屋の中,蝋燭に浮かび上がった少女の顏が、とてもきれいでした。
ふと、英語のことわざを思い出しました。
「織物と女はろうそくの灯の下で選ぶな」wwこれはキャンドルの光を当てると
幻想的で、七難を隠し、その前で見る物をとても美しく見せると言うことからきています
有名なのは、今回の美術展のチラシにも載っている、ルノワールの
「ジャンヌ・サマリー」の肖像です。
肉付きがよく、大柄な体格と凛々しい顔立ちの持ち主のジャンヌを
夢見る可愛らしい上品な女性に変身させた画で、背景のピンクの色調が夢見る表情とマッチして、柔らかで見る人の目を惹きつけます。
売店に今回の画集が2点売っていて、池田理代子さんが描いた漫画が
少し載っている画集がありました。
その中にジャンヌ・サマリーの肖像画が、描かれていました。
漫画のペンタッチだけで、よくこれだけ表情や背景を表現したものだと、
本当に感心しました。
みなさんも、行く機会があったら、立ち読みしてみてくださいねw
マティスだったかな・・・画家の妻が亡くなって
空に花嫁姿が溶け込んで行く絵は、涙がでました。
それぞれの画家の良い絵を、展示してあるので、
見応えあると思います。感想を楽しみにしています(^_-)-☆
今回展示されたところは、広々としたところだったので
ゆっくり見られて良かったです。神戸にも周るそうです(^_-)-☆
さすが、絵画に詳しいカリちゃんの説明ですね(^_-)-☆
神戸は一番最後に周るのですね。
感想を楽しみにしています♡
はい、是非見てくださいね。
感想をきけるのを楽しみにしています。(^_-)-☆
違う画家さんの作品を一緒に見るからこそ、感じることもありそうですね*
ピカソさんは、私もはじめてまともな絵を見たときびっくりしましたw
抽象画じゃないほうの絵って、なんだか繊細で儚い印象があります。
炎とそれによる陰影が、繊細なようで豪快なようで、厳かなようで怪しげなようで、
それを現した絵って、個人的にすごく好きなので、気になります*
近くに来たら見に行きます(´▽`
文化的な家でいいですね^^
ルノワールの肖像画といえば、《イレーヌ・・・の肖像》が
思い浮かぶのですが、《ジャンヌ・サマリーの肖像》は
真正面から真っ直ぐ前を見つめる視線が印象的。
思わずドキッとしてしまうのは仕方ないですよね^^;
神戸に来たら観に行きます!
うふっ、私もピカソのまともな絵見てみたいです!♪
首をきりんさんにして秋の巡回を待ちたいと思います(^_-)b