重い想い
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/05/13 13:05:47
「あはははは…」
愉快な話をして
お腹の底から笑って
互いにつついて笑い合う
そんな二人だった
「こっちにおいで」
身を寄せ合って
ぬくもりを感じあって
軽くキスをして
そんな二人だった
思い出の車は
白い竜線型
小さなライオンが3つ
あなたのお気に入りの1台
その後ろのシート
もう戻ることはない
月日も前に進んだ
後ろに戻ることはない
いくら振り向いていても
いくら涙を流していても
愛していた
どこで歯車が外れたの
心から愛していた
どこでレールが変わったの
二つに分かれた未来
進めない
前に出られない
一歩が重すぎる
気持ちが重すぎる
愛が重すぎる
振り向かなくなったら
一歩が出るだろう
過去のことを振り切ったら
歩いて行くだろう
だから今は
幻影の中に…
ありがとうございます。
なかなか幻影から脱出するのは、難しいことですね。
彼を忘れることなく、新しい一歩が踏み出して行けたらいいですね。