枇杷の木からの恵み
- カテゴリ:日記
- 2013/05/14 20:28:40
普段、滅多に家庭菜園に足を運ばない私が・・
家庭菜園に咲くシランを切って来よう〜と思いたって、
菜園に自転車を走らせました。
わっ、雑草が元気!
ガーデニング用の靴じゃないけど・・
流石に目をつぶって帰って来るわけにはいかず、
しゃがみ込んで草を抜き始めました。
おもしろいように、簡単に抜けます^^
しばらくすると〜男の人が目の前にやって来て〜
「失礼ですが、そこの枇杷の木を置いている畑の方ですか?」と、尋ねました。
(昨年、伐採した枇杷の木のことです。
畑の土留めとして転がしてあるのです・・)
「はい。」と言うと〜
「1本いただきたいのですが・・」と、おっしゃいました。
「あ、どうぞどうぞ・・わざわざご丁寧に。。。」
そう、私が応えると、、その人は帰って行きました。
何に使用するのかな?と興味がわきました。
聞いてみればよかったな・・
草取りは程々にして〜
シランの花を切り取り、帰ろうとしているところへ、
さっきの方がまた現われました。
「1本だけじゃなく、もう少しいただくかもしれません。」
「はい、どうぞ・・何にお使いになるんですか?」と、伺うのと同時に、
「こんな物を趣味で作っています。」
手のひらには ” 根付け ” が乗っていました。
「なかなかお見かけしなくて。きょうは良かった・・よろしかったら、どうぞ。」
そう言って根付けを2つも下さいました。
素材は、桃の種だそうで〜
帆掛け船と、もう一つは
種の中に彫った観音様が鎮座していらっしゃいます。
枇杷の木は固いから〜欲しかったんですって。
思いがけない枇杷の木からの恵みでした。。。
捨ててあるに等しい枇杷の枝は〜道端から手を伸ばして持ち去る事もできるのに、
実直な方だと感心しました。
良く見ると〜根付けには細く螺鈿が入っていました。
値付けの材料にもなるのですね~。
それにしても、ステキな趣味の方とお知り合いになれてよかったですね。
長年枇杷の実を楽しんで〜
大きく育ち過ぎたから...と言う理由で伐採してしまい、、
心の片隅でチクンと痛んでいました。
今回、こんな風に利用して頂けて・・(縁起の良い彫り物になるみたいですから・・)
枇杷の木も浮かばれます^^
枇杷の木が取り持つ縁ですね。
草抜き、お疲れ様でした!