最上の芸術
- カテゴリ:10代
- 2013/05/19 01:06:25
最上の芸術というのはやっぱり言葉なのだと思います。
って仮にも美術の勉強をしている人間の言うことじゃないのかもしれませんけど。
だって私、心に突き刺さるような文章には出会うのですが
それ以上の感動をもたらしてくれる絵画にも彫刻にもお目にかかったことありませんもの
言葉ほど人の心に深く突き刺さるものはないでしょう?
確かに絵画や彫刻は全世界共通のものかもしれません
けれどね、言葉というのは生活に一番密接なものだから。
それを芸術にまで昇華できるっていうのは本当に素晴らしいこと。
理屈的にはアートのほうが芸術に近いのかもしれないけれど
私の経験上言葉のつながりの美しさにかなうものは存在しないから。
だからきっとそれが一番なんじゃないかなーと。
自分の考えには忠実でいたいから。
だから安っぽい言葉を見るのは嫌なの。
ドヤ顔で誰にでも思いつく恋愛ポエムなんて書いてる人はもちろんだけれども
それをもてはやすのも理解できない。
言葉に経験や内容が勝ってしまっては意味がないのです。
っていうのも変だけれども。
話の内容が言葉よりも重視されてしまってはいけないの。
稚拙な文章には稚拙で安い意味しか宿れない。
そこにいくら内容を入れようとしてもそんなの質が悪くなるだけで、
膨大な内容を稚拙な文章に入れてしまったら気持ち悪くなる。
悪い油を沢山入れたお料理で胸焼けするのと同じ。
逆に素晴らしい言葉のセンスで並べられた文章っていうのは
もともと複雑な美しさを持っているものだから、そこに大きな意味があっても
大きいとは思わない。ちょうどよく収まってそれが自然な状態になる。
自然で美しいものっていうのは素晴らしいものですよ。
昨今あふれているただ意味ありげな言葉をならべたてただけの文章は嫌い。
ベタベタして下品で。
その言葉はきっともっとあるべき場所があったはずなのに、
乱雑に使ってしまっては言葉がかわいそう。
そんな人に使われる言葉の気持ちになってみなさいよね。
その人のせいでメチャクチャになった文章はいったいどうすればいいのでしょうね
響きたくても響けないただのゴミになっちゃうの。
もっとみんな言葉にたいして誠意を持つべきじゃないかしら。
言葉を仕事にしている人間ならなおさらのことよ。
アトリエ、ちょっと前から通い始めたよ。
周りが上手くってすごくって、
前よりも「上手くなった」って思ってた自分がすごく恥ずかしくなった。
苦手なデッサンと色彩中心に週2,3くらいで授業受けてるよ。
僕も頑張るよ。
良い事を言えば良い様になるし
悪い事ばかり言ってたら悪くしかならない。
私はそう思う。