赤い靴
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/05/23 04:23:56
あなたを失って
心に痛みが突き刺さって
友達は気遣ってくれても
心にぽっかり空いた穴には
木枯らしが吹くだけ
あれから半年
痛みも薄れて
友達ともはしゃいで
でも忘れられないのは
冷たい木枯らしの声
一つ年下の彼が
声をかけてきたのはそんな頃
「もう大丈夫みたいだね」
何で知っているのかしら
久しぶりの笑顔が嬉しい
「彼と話したんだって?」
「うん、優しくしてくれて」
「彼、ずっと心配してたんだよ」
「そうなの?」
「黙っててって言われたんだけどね」
もう恋は怖い
そう思っていた
でも心がときめく
この感情は
隠れるものじゃない
「心配してくれたのね」
「聞いたんだ」
「うん。ありがとう」
「もしよかったら…、付き合ってくれる?」
「…、うん、もしよかったら…」
あの感情は
隠れる物じゃなく
でも私をおし出す何かが
暖かい感情を
運び込んでいる
心の穴には
花束を差し込んで
立ち上がろう もう一度
恋とう言う花畑に
足を踏み入れてみよう
抱かれる安心感
抱く暖かさ
包まれる抱擁感
包む安堵感
恋と言う名の夢のなか
今度こそ
恋のはじけるのを見よう
きらめいて行く紙ふぶきに包まれて
赤い靴を履いて歩こう
踊りながら 踊り続けながら…
ありがとうございます。
赤い靴の光が、幸せをもたらすのでしょうか。
踊りながら、愛を感じられたらいいですね。
ありがとうございます。
永遠に踊り続ける赤い靴…。
幸せに包まれる日がやって来るのでしょうか…。
明るい未来があなたの元におとずれますように!
(‘-‘*)♪