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シン・ドラマ汁


ドラマ【妻は、くノ一】【でたらめヒーロー】

妻は、くノ一 最終回
NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~

【あらすじ】織江が仲間を殺す所を見た彦馬はそのショックから立ち直れずにいた。静山彦馬が命を狙われたのは、自分が幕府に付け狙われているせいだと考え、彦馬を屋敷に匿うことにする。一方幕府では、奥寺が老中の名を使って、静山西海屋を通して新たに購入した屋敷の見学を平戸藩に申し入れ、静山はそれを快諾する。雅江川村を暗殺しようと考えていることを、織江に明かす。そして、奥寺川村を伴い静山の屋敷に行く日に、決行することにする。

【感想】これで最終回ですが、大きな不満が2つほどあります。1つは、結局織江と彦馬は生き別れとなり、川村は生き延び、何も解決していないことですね。原作ではドラマで彦馬が言っていたように、2人で手を取り合って海外に密航しています。しかもその後も話が続いています。まぁドラマでは海外での話まで作るのは難しいでしょうが(舞台がアメリカなので)、せめて2人で日本を抜け出すところまでやってほしかったですね。これではまるで、続きは映画で!という感じの終わり方ですよ。それとも続編を作るつもりなのかしら…。アメリカ、しかも1800年代が舞台となると、かなり予算がかかるし、あまり現実的ではないと思いますけどねぇ。もう1つの不満点は、雅江・織江母子が静山の屋敷で川村の暗殺を決行したところです。暗殺っちゅうのは、もうちょっと目立たないようにやるもんじゃないですかねw それが、白昼堂々踊り出て、多数の忍者と斬り結び、母子無双で殺しまくり、いつのまにか静山や彦馬まで母子の加勢をしてるし、一体この戦いは何のため?て思いましたよ。川村は隙あらば静山の命を狙おうとしていたのかもしれませんが、あの数の忍者はないわ…。どっから湧いて出たのよ。しかもあんだけ母子が無双できるなら、別に静山の屋敷でなくてもいいのでは…。それにあんな危険な場所に、静山本人が斬り込んでどうするのよ…。ひょっとしたら命を狙われるかもしれないからと、屋敷にいなかったのに、わざわざ駆けつけてるし。一体このオチのつけ方は何なんだ…。意味がわからないよ~~~(;´Д`) まぁこの部分も恐らく原作と違うのでしょう。最終回だし今まで出てきた登場人物が入り乱れての大乱戦という、派手なシーンにしたかったのかな。うーん…。終わりよければすべてよしと言いますが、このドラマはその真逆を行く終わり方でしたね。意味不明の展開、何も解決していないラスト、これほど酷い最終回を見たのは久しぶりな気がするw いい役者さんが出てたり、いいシーンもあったりしたけれど、正直全体的にそれほど面白いと言えるドラマではなかったし、その上最終回がこんなだと、やっぱりどうしてもこう思ってしまいますね。「見なきゃよかった…」これ、ドラマにとって最悪の感想ですよ。


 
でたらめヒーロー
日テレ 木曜夜11時58分~

【あらすじ】健太ゴーグルZ2号だと気づいた夏輝だが、頭でわかっても心が納得できない。健太は、大地が自分の息子だと思いこんでいる麻里の誤解を解こうと、大地を連れ麻里と会う。何とか誤解は解け、健太麻里を家まで送ろうとした時、近くでひったくり事件が発生。健太がドロップの力で追い、捕らえてみると、犯人は、高校時代の陸上部のライバル・青木昇だった。「ひったくりなんてセコイ事やめとけって」と諭す健太に逆ギレし、青木は逃走してしまう。

【感想】ノボこと青木昇を演じた川村陽介は、主役の佐藤隆太とはルーキーズ以来の仲なんですな。ルーキーズ、なんかしら流行りましたよねぇ。私は見てなかったんですけど。今見てみると、出演者がもうびっくりするくらいの豪華メンバー。まあこのルーキーズのヒットでメジャーになった人が多いんでしょうけど。佐藤もこの功績で、何回も1桁叩き出しても主役ができるんだろうな…。もう深夜に落ちちゃいましたけどね。川村は他にも、陽炎の辻でレギュラー出演していたのも、記憶に新しいです。最近再放送もしてましたしね。主人公・磐音の仲間で、弓の名手だったかな。で、今回も面白かったですね。クズケンの人生が狂い始めたのが、高校時代の喫煙疑惑だったというのは、今回初めて出てきたエピソードで、なんかとってつけたような感じがしないでもなかったですが、クズケンもノボに再会するまで忘れてたのかな。だから本当に世話になった姉に対し、なかなか素直な態度に出れないで、訃報を聞くまで疎遠だったのかも。本当にありがちな感じではあるんですが、クズケンとノボの短距離対決、結構盛り上がったな~。ストーリー的に、勝ちも負けもありうるので、先が読めませんでしたからね。まぁ、クズケンは今までずっと勝てなかったということもあり、やっぱり負けてしまうんだろうかとも思いましたけどね。で、やっぱり負けてw でも2人で走ったことで、高校時代の記憶が蘇ったんですね。このあたり、ああやっぱり青春ドラマなんだなぁと思いましたよ。クズケン自身も、偉そうなこと言える立場ではないですからね。理屈でノボを説き伏せるなんて似合わないですよ。なんかいいなこういうの。最近ないですよねこんなドラマ…。昔は結構あったんだけどなぁ。今回他に気になったのは、ひょっとして大地の父親は芹沢なんじゃないかってこと。今までは黒木サイドの人間だとばかり思っていましたが、こうなると今後の彼の動向が気になってきますね。また、ゴーグルZ2号の正体に気づいた夏輝ですが、どうしてもクズケンがゴーグルZ2号だと認めたくない様子。つーか、あんなに顔出てるのに、今まで気づかない方がおかしいんですが、彼女の中では、ゴーグルZ2号はかなり美化されちゃってるからなぁw 次回はどうやら夏輝メインのようですね。またちょっと気になったのは、トゥーマイを摂取し続けることによる副作用があると、黒木が言っていたことです。今のところ何の兆候も見られませんが、どんな副作用があるというのか…。ひょっとして真人間になったりして?w

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2013/05/28 21:26
確かにいいシーンもあったんですよね。
私はコミカルなところで、店で彦馬が書物を漁っている時、静山がやってくるところが
静山の人間味溢れる人物像が表現できてて、わりと面白くて好きでした。
殺陣も一味違う忍者っぽい戦い方で、楽しめましたね。
前に書いた、雅江と織江が抜けることを決めたシーンもよかったです。
しかしこの最終回は、そういういいところを台無しにするだけの負のパワーが…(;´Д`)
アバター
2013/05/27 16:27
こんにちは!
くノ一の最終回、ここぞとばかりのアクション展開と、川村様が生き延びてしまったのにはびっくりでした~><
いろいろ不整合なところも目につきましたが、純愛ドラマとしてはしんみりさせられたところもしばしば。
浪人に襲われて命が危うくなった時に
彦馬が刀をとらずに、妻にもらったお守りに手を伸ばしたシーンに、思わずホロリですㆀ



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