ドラマ【ガリレオ】
- カテゴリ:テレビ
- 2013/05/28 21:35:31
【感想】ガリレオには珍しく、おどろおどろしい展開でしたね。謎解き部分のロッキングチェアの考察はとても面白く、なるほどなぁと腑に落ちました。特に、自殺した男性の片方のスリッパが脱げており、最初に見た時からそれが気になっていたので、猟銃を足で固定するためだとわかってすっきりしましたよ。要するに、作用・反作用の法則?ですよね。実に物理学者らしい推論だと思いました。まぁ、あの手のロッキングチェアが、大きな力が前から加わっても後ろに倒れない構造であることが前提なわけですけど、それを確かめるために椅子を3Dモデリングしたわけですね。みさきの友人・結衣がやったことは、現場を荒らしたくらいで正直に自白しても大した罪には問われないでしょう。このくらいだと恐らく起訴猶予になるんじゃないかなぁ。にしてもちょっとやり過ぎましたよね。血を母親の首に塗り、猟銃を庭に捨てただけならともかく、どう考えてもあの烏天狗の文字は胡散臭すぎたw しかも、みさきを車に乗せた状態で墨を持ってきて書いたんですよね。他にもずぶぬれのソックスを洗濯機にたたきこんだりしてるし、結構な時間がかかると思うぞ。ま、それはいいとして、それよりも大きな不満があります。今回見た人はほぼ全員不満があると思うのですが、例の烏天狗のミイラの件です。結局あれは、神主宅に居候していた金髪の青年が烏天狗のミイラを盗んでしまったため、慌てた神主が青年から取り戻すまでミイラが紛失していることがバレないよう、祠をコンクリで固めてしまったけれど、神主が祠の前で何らかの理由で死亡し、烏に突つかれて白骨化してしまった、ということでしょうかね。今でもその青年がミイラを持っているか、もしくはどこかに売ってしまったかもしれませんが、青年と神主の死は関係あるのかどうかわからず終いだし、なんか未消化なエピソードだったよなぁ。今回は枠が延長されたので、最後にそのオチをやってくれるかと思いきや、全然ノータッチで終わっちゃったし、東京でアイザックが検死していた死体もまったく関係ないものだったし…。実は青年を説得しようと神社に呼び出した神主が、逆ギレした青年に殺された…というオチがあったりしたら、スッキリ終われたんですけどね。神社でのエピソードは、烏天狗という超常的な存在を印象的にする事件の前説的な意味があったんだと思うけど、延長で時間が余ったせいか、その前説を膨らませすぎて、逆に収拾がつかなくなった感じがしますね。ガリレオは下手に延長せず、1時間で収めた方がシンプルでいいと思います。前シーズンでも2回かけてやったレッドマーキュリーの回は、評判散々ですもんねw あと、今回は美砂が不在の事件で、あまり出てきませんでしたが、内海から湯川にアメリカ土産が送られてきていることや、湯川が恐竜マニアだとか、新しい事実がわかって面白かったです。コンビとしては美砂の方が面白いけれど、やはり湯川には内海の方がお似合いかなと思いますね。柴咲が降ろされた理由に、映画にカメオ出演する織田裕二と不仲だからという噂がありますが、迷惑な話ですよね~。ちょっとしか出ない人のために、レギュラーを交替させるなんて…。でもそのおかげで美砂が登場することになったので、私的にはOKですw 織田さんも芸能界ではいろいろ困った噂が多い人ですが、柴咲もわりとぶっ飛んでる女みたいだからな~w