山
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/05/29 02:10:26
枝にとまった
黄色い小鳥
まるで作り物のように
じっとして
つつけばころんと
落ちてしまいそう
指先で触れると
あたたかく
でも
飛び立とうとしない
ちょっとふりむいただけで
知らんぷり
両手でつかんで
手のひらのせて
それでもすましている
話しかけてみる
あなたどうしたの?
どうもしやしないよ
休んでるだけだ
ふ~ん
休んだらどうするの?
飛んでく・・・
あいさつにいくんだ
どこに?
山にいくんだ
どこの山?
どこでもいい
どこでもいいの?
そうだ
・・・普通鳥だったら
触られたりしたら逃げるでしょ?
そうかもな
あなたは?
逃げたい時は逃げるさ
黄色いから
女の子かと思ったけど
ちがうのね
ちがわなくもないな
ふ~ん
枝に戻してくれないか
はい
なんであいさつに行くの?
決まりだからな
そんな決まりあるの?
あるさ
あいさつするだろ
うん
なんて言ってあいさつするの?
・・・そん時に考えるさ
ところで
誰にあいさつに行くの?
いっただろ
山にだよ
ふ~ん
なんで?
あいさつするのに理由いるのか?
いらないと思う
そうだろ
わたしもあいさついったほうがいいかな?
いったほうがいいんじゃないか?
そうだね
じゃあどうしたらいいの?
あいさつすればいいだろ
どうやるの?
考えなくてもできるだろ
あいさつくらい・・・
わかんない
わかんないじゃないよ
わかんないよ
わかるよ
どこまでいったらいいの?
どこでもいいさ
思うところでいいんだ
そこであいさつする
それだけの話だ
おまえ鈍ってるな
考えてやることじゃないだろ
そうなんだ・・・
そうだ
あいさつするだけの話だ




























山気持ちいいでしょうね
先日まで雪どけの水が
山から勢いよく流れてきていました
近いうちに行ってみるかな