ヘンタイの釣り
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2013/06/02 20:29:27
前にも書きましたが、タナゴ釣りにハマっております。
あまりテレビなどでも紹介されないこの釣り。
それは何故かと言うと、愛好者の殆どがヘンタイだからであります。
本来釣りの番組や雑誌での紹介などは、道具を売るのが目的。
スポンサーが釣り具メーカーな訳ですから。
しかしこの釣りは、道具はみんな手作りなのです。
ウキはヤマブキの枯れ枝の芯の部分を使って作ります。
市販品もありますが、小指の第一関節ほどの大きさのものでも
「これじゃあ大き過ぎる」
などと言って買ったりしません。
カシュー(合成漆)を重ね塗りし、耐水ペーパーで研ぎ出しして美しい塗りまで施します。
糸ウキと呼ばれる、ウキの下に付けるゴマ粒大の目印も自作。
市販品では大きすぎるし、高いのです。
これは接着剤を道糸に付けて乾燥させ、蛍光塗料を塗ります。
凝っている人は、ゴマ粒大の糸ウキひとつひとつにだるまの絵を書いたり
また字を書いたり・・・もう神業であります。
何と釣竿も手作りする方もいます。
らっきょう竹や布袋竹などの細く真っ直ぐな竹を切り込み、一年かけて乾燥。
仕舞寸法を10cm程にして、6本繋ぎの2尺の美しい竿を作る方も・・・。
市販のカーボン製の竿には無い、自分の個性を発揮するこれも面白さのひとつなのです。
針は作る事は出来ないので、仕方なく市販品を買います。
しかし、市販品では納得行かずに、これをやすりで削って更に小さくします。
それに餌のグルテンの練餌を、ゴマ粒大に付けると「大きいな」などと言ったりします。
もう、餌だかプランクトンだかわからない大きさの餌を針先にちょこんと付け、嬉しそうに釣っています。
元々が世界最小の釣りの対象魚。
魚を針掛かりさせた時点で釣り人の勝利です。
その楽しさは、タナゴという美しい魚の小さな抵抗を感じるための道具。
そう、タナゴという魚との対話なのです。
小さくて美しい魚との対話。
これがこの釣りの面白さなのかもしれません。
大きな魚とのファイトも釣りの楽しさですが、こんな魚との楽しみ方も確かにあるんだと、釣り歴40年の私も勉強させられた想いがいたします。
三平クンの後押しにより、ジャックの大きな掌を利用した「掌賞(たなごころ賞)」を獲得したお話でした^^
ありゃ、おっしゃる通りコメ付いておりませんねぇ。
わっはっは^^
はい、正確には「小さなビッグゲーム」ですね。
三平少年が初めてジャックに会ったお話ですね。
ビックゲームを求めて来日した外国人ジャックに
大物をごつい仕掛けで釣るのがビックゲームなら、細い繊細な仕掛けで小さな魚を釣るのもビックゲームだ!
と、ジャックにタナゴ釣りを勧めるお話でした。
タイヘンな釣りではありますが、タナゴ師の拘りはやはりヘンタイと言えるでしょう?
昔、釣りキチ三平で、小さなビックファイトとか言うタイトルで、タナゴ釣りの醍醐味を紹介する回があったのを思い出しました。
クチボソは子供の時、よくやったがタナゴは、やったことないなぁ~。
ま、ブログを読んで、タイヘンな釣りと言うのは、わかりました。w