Nicotto Town



黒猫目日記85 (人魚姫の結婚式2)

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何処かより降り注ぐ花びらに三つの式場はすっかり覆われ芳しい香りに包まれていた。

何処か南国の島を思わせる一階の会場。
和やかに晩餐会が行われ豪華な食事が振舞われるであろう二階会場。
そして、打って変わって華やかな中にも幻想的な三階の水族館のような会場。

「3階の式場も完成したのよね♥ちょ~キレ~♪」
「王子にはホント感謝してるわん ♥-(ーεー) みんなも手伝ってくれてアリガト♥♥」

「皆さんのおかげで全ての会場が完成したよぉ♥手伝ってくれてアリガト~♪」
「人魚姫もと~っても喜んでくれてねー いや~俺も嬉しいよ(//∇//)アハハハハ」

いや~惚気ること惚気ること。
まあ、確かに この様な華美で豪華な式を挙げられるとご婦人は堪らぬであろうのう。
一体どうやって陸の上にこの様な海の景色を築き上げたのであろう。しかもここは三階じゃぞ。
そう言えば以前第二広場にも瀧や湾が出現しておったな。この街の業者は恐るべき技術を持って居られる。
よく見れば魚たちの泳いでいる向こうはガラスになっており広がる海に島影が見える。
空に浮かぶ雲の上に美しい満月が覗いている。
きっと水の中の人魚の国でも月はこの様に見えるのであろう。

はて?人魚姫様は水の中に暮らして居られるのではないのか?
人である波乗り王子様は何処かの海辺には新居を構えられることであろうが、人魚姫様のご実家へのご挨拶や里帰りにご同行されるのは中々大変なような気がいたす。

ま、愛があれば何とか乗り越えてゆかれることであろう。
・・・・・・・・愛があればな( ̄ー ̄)

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2013/06/20 05:46
それがし、オキシガムなるものを見たことがござるが、黒猫目殿はご存知ござらぬか?。




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