Nicotto Town



黒猫目日記88 (小さな小さな神様)

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広場に住み着いていた子供はどうやら家に帰る準備が出来たらしい。

カミコと云う名の子供は嬉しそうにしかし、少し切なげに話しだした。
「キミのおかげで星の階段が出来上がったよ!・・寂しいけど天空にかえらないといけないんだ」

そうか、帰ってしまうか・・・(´・ω・`)寂しくなるのう・・・
大した手助けに成ったとは思えぬが少しでも役に立てたならよかった。

やはりあの子供は天空の住人であったようだ。あのしっぽや頭の羽も自前だと言っておった。
一体如何なる不思議によりあの階段は作られて居るのであろう。
もとより、星の花なるものはこの地上の花では無く天空の庭にのみ咲く花であるそうな。
キラキラと輝くあの階段の星一つ一つがこの地上で咲いた星の花で出来ていたのかもしれぬ。
階段は遥かな天の高みまで延々と続いておる、一体どれぐらい登れば天空へたどり着くのであろう。

「沢山の思い出をありがとう」
何の、礼を云うのはこちらの方じゃ。
ほんの二週間ほどの短い間であったが毎日珍しい話を色々聞かせてもらえて楽しかったぞ。
国元に帰っても達者で暮らすのじゃぞ。暑いからといって薄着で風邪をひいてはならぬぞ。
実家の飯が美味いからと食いすぎて腹を壊すでないぞ。
それから、それから ああ、なにやら鼻の奥がツンとして言葉が出ぬ(T ^ T)

子供は少し潤んだ大きな瞳でそれがしを見つめると
「・・・キミとはまた会える気がする」と言った。
そうじゃな、きっとまた会える。それがしもそんな気がしてならぬ。

今宵あの星の階段を登って帰って行くのじゃな。
今夜は階段が消えるまで見送っていよう。(´゚д゚`)ゝ



後日カミコより贈り物が届いた
『時々でいいからボクのこと思い出してね♪』

く~~~ぅ(σ‿ ◅。)・゜・ええ子じゃぁ~ お主のことは決して忘れまいぞ!

アバター
2013/07/13 13:56
さすが神の子、いい子でしたね。
また遊びに来てくれるといいですねぇ^^
アバター
2013/07/11 00:16
う~ん、いい子でした。
毎日星の種を貰いに行きました。
星の階段に感激して、写真も撮りました。
楽しい時間だけでなく、ステキな贈り物まで置いて、
おうちへ帰って行ったカミコちゃん。
ところで、来年も会えるのでしょうか?




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