「江戸絵画の奇跡」展
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2013/07/13 23:38:56
丸の内にある三菱一号館美術館に浮世絵を見に行くつもりが
江戸東京博物館の「江戸絵画の奇跡」展に変更。
…いや…だってさ…。
私の大好きな
酒井抱一、伊藤若冲、谷文晁、円山応挙、それに北斎の肉筆画まであるという…!!
いくでしょ、そりゃあ。
…ということで。
ええと。
これ、もう終わりかかってます。15日までですが、
関東近辺で行ける方は行った方がいいと思います。
めっちゃ凄かった…!!!
日本画なんて地味で〜なんて言わないで是非!!
もう筆遣いや構図の秀逸さったら!!
中にテイストがリバティ柄っぽいものがあって、友人に
「リバティっぽくない?」っていったら、
「リバティって、結局はウイリアム=モリスだからね〜」
…要するに、モリスはアール・ヌーヴォーなので、
日本のこれらの絵から着想して、あの文様に至ったんだろうね〜という話。
たしかに西洋の風景画とかにくらべると、
構図やら描き方が大胆で面白いんですよね…。
ちなみに私イチオシは、酒井抱一の植物画12枚!!
めっちゃ綺麗です。大胆です。にじみ部分まで計算して描かれていて
シンプルでささつと描いたように感じるのですが、
その分技術力がハンパなく必要というシロモノ。
綺麗ですよ〜〜〜〜〜。
ちなみに北斎の絵は、現代人が描いたんじゃないかとも思えるほどの
構図と色味。なんか古さが全然なくてそっちにびっくり。
曾我蕭白という人の『大黒天の餅つき図」は、複製画でもいいから
自宅に飾っておいたら「福」を運んできてくれそうなほど幸せそうな絵です。
本来のタッチとかなり違うので、それを確認するのもちょっと面白いです。
谷文晁は、色のついている絵ではなかったですが、
それが逆に写真のような雰囲気で、しかも迫力満点大胆構図。
しかもでかい絵に、さらにでかい印が押してあって、それだけが朱色で
さらにカッコいいのですが、その印が、30×30CMよりもでかくて、
あれ、押すだけでもんの凄いプレッシャーかかったんじゃなかろうか…と
見たこっちが想像してどきどきしました。
もちろんそれだけじゃなく「これ、ホントに手で描いたの…?」といいたくなるほど完璧にシンプルで美しくて、しかも筆のあとすら感じさせない魚とか。
めちゃめちゃです。
江戸人、凄え。
さすが江戸東京博物館20周年特別記念展だけはある。
いっぱいいい作品がみれました。
あとたった2日しかありませんが、行ける方は是非是非。
あ。たしか江戸東京博物館の次の催し物も、「江戸時代の園芸」だったような…
それで、ですかね?でも、ちょっと欲しいかも。ちゃんと育ってくれるといいんですが。
牧野さんは、今年生誕150周年だとかで、国立科学博物館でも特集展示してましたよー。
なんか、「牧野が歩いた後には植物が根こそぎなくなっている」とか言われてたとか、
みんなで集まって飲み会の日、すっかりその事を忘れて高知まで植物採集に行っていたとか、
いろいろ逸話もそこで仕入れましたw
牧野博士の植物画は、癖がなくて、でも、線の強弱がしっかりついていて立体もわかりやすかったです。
高知にある牧野植物園にも、ほんとに行ってみたいんですけどねー…
いつも別のところにいっちゃって、結局いまだにいけないまま………。
(そこの近所の寺とかはしょっちゅう行ってるのに…)
でも、今年こそはーーー!!
男衆の錦絵、是非見てみて下さい。…かっこいいですよ?w
昨日だったかたまたまテレビ番組で見たのですが、タモリといとうせいこうが江戸時代の植物学のレベルは世界一だったといった話をして盛り上がっていました。
それで東京の今やっている?江戸時代の催し会場で、江戸時代に作られた花の種が、入場者一人ひとつだけもらえるような話をいとうせいこうがしていました。
食事しながらで、他にも人がいたのできちんと聞いていませんでしたが、いいなあ行ってみたいなあと思いました。
あやふやな情報でやきもきさせてしまったらすいません。
牧野さんの偉業を知らない人がいる方が不思議ですが、実際は多いのですね。
俺は子供の頃から図書館で見ていたので誰でも知っているものだと思っていました。
母親が知っているのは、園芸が好きでたまたまだと思いますw
博物学系のボタニカルアートは、独特な色使いや線描のがあるので好き嫌いも出てしまうのかもしれませんね。
同じ対象でも描いている人によって表現の仕方が違いそれによって微妙な差異がうまれるのがおもしろいですね。
江戸時代の美人画を見ると現代の美の基準と違うな~と思いますが、男衆は現代に通じるハンサムさんが多く描かれているんですね。
男衆はあんまりちゃんと見たことないかもですw
でもきりりと引き締まった顔の男衆だったような。
今度ちゃんと見てみます。
心が欲したものならば、手に入れても良いと思いますよw
専門で勉強したのは、理論や歴史ではなく、描き方なんで、そりゃ無理というものです(笑)
というか、学生時代履修した授業は
「西洋建築」「西洋絵画」が多かったので、日本のほうはほんとにお留守だったんです。
すみません……日本文化に開眼するの、めっちゃ遅い奴なんで………TT
応挙の虎、かわいいじゃないですかww
顔は…ですが、前足とか、ぶっとくてキュートですよ?
あの、「知らないけど描く」あたりが、面白いですよね。
先日開港記念館にいったとき、ペリー提督の絵が何種類もおいてありましたが、
描いた人に寄って全然違うのが興味深かったです。
関羽みたいなのとか、赤鬼みたいなのとか……。
そこからいろいろあって萌えキャラかと思うと、感慨深い物がありますが…w
さて、待ち合わせ、どこにしますか?
浮世絵の植物画といえば、江戸東京博物館でこんどやる展示が、
園芸系の浮世絵だったような…。
ところで、牧野富太郎博士ですが、私は四国出身のため存じ上げておりましたが
以外と知らない人が多くて……TT
なので、植物画を知っている人になるとさらに少数に………。
「うちの母でも」というよりもおにぎりんさんのお母様、ナニモノ!?
…な気分ですよ。凄い〜〜!!
荒俣宏さんの博物学系の本でボタニカルアート、よく使用されてますよね。
(というかそれの本が多いというか)
でも、どれも細かく描いているのに、好き嫌いがあるのが面白いなぁと
いつも思います。個性って凄いですよねぇ。
そして。絵師さんの名前はもういろいろありすぎて、
覚えきれません。(でも絵は覚えてるんですよね、これが……)
なので、名前まで覚えている人は、
私のなかでは「よっぽど」好きな人と、ランクづけしてます(馬鹿)
国芳師匠は、武者絵がめっちゃかっこいい男衆ばかりで、
写楽とかで認識してた変な顔の江戸の人というのが、
実は現代人と似通った顔立ちだったのだとわかってほっとした、というか
あのイケメン浮世絵欲しい!…と、煩悩働かせているところですww ←馬鹿。
専門家と思って期待したのにー。
それでも、楽しそうなので、案内してもらえたら、
うれしいです。
日本画、むかしは、あんまりでしたが、
すばらしいな。って、思えるようにもなってきて、
線の太さや、うねり。リアルなところと、抽象的な
表現のわりきり。
きれいなら、躍動的ならいいじゃん。でもな、
トラはトラ。猫には書かないでね。が、ちょっと残念。
応挙もそだよね。
像、知らないの? じゃ、しょうがないよね。とか、
それはそれ、でも、すばらしい。だよね。
じゃ、待ち合わせ場所、決めても良いですか?
「ひらひら」は知りませんでした。
国芳が主人公なんですね。
なかなかおもしろそうなので、チェックしてみます。
情報をありがとうござます!
平賀源内さんは天才的でユニークな人でしたね。
日本人で初めて油絵を描いたのも源内さんだし、
うなぎ屋のキャッチコピーのエピソードも有名ですね。
理系も文系も芸術も自分流にやっている源内さんは
本当にすごい方です。
絵師さんもたくさんすごい方々がいますよね。
俺は北斎先生の発想の鋭利さも絵も好きです。
鈴木春信や歌麿などなども。
国芳のはめ絵もちょっと不気味だけどおもしろいですよね。
浮世絵は芸術ではなくて、今の雑誌や新聞やブロマイドと
同じ存在だったようですし、眺めて感心するも良し、
愉快におもしろがるも良しで、自由度が高いところも好きです。
どんどん本物を見て、対象と会話をし、吸収していってくださいね。
個人の力も大きいですが、時代のうねりがありそこに巻き込まれた人々の
想いが大きく開花して芸術や発明発見など起こると思います。
工房のやりとりも興味深いですね。
浮世絵の植物画も目を見張るものがありますよね。
あと牧野さんのは有名すぎてうちの母親でも知っていますw
ボタニカル・アートも見ていると時間を忘れます。
荒俣宏さんの著作などで見ることが多いんですが。
案内もなにも、私が言う事なんて
「わー。これが部屋にあったら、絶対幸せになれそうな気がする…!!」
「うぁ、めっちゃ線が綺麗……筆なのにぶれがない……!!」
「絶対この人鳥フェチだ…!!」
「ね〜、この表具、めっちゃかっこいいねぇ。……学生の頃、この職業とかわかってたらこれを仕事にしたかったかも……」←無謀。
「うわ、めっちゃうどんおいしそうに食べてる…!!」
……こんなんでよろしければ(笑)
浮世絵師といえば、「ひらひら」という漫画、御存知ですか?
国芳一門を題材にしたもので、国芳がめっちゃかっこ良く描かれています。
ちょうど国芳展を見た後に見つけたんですが、アタリ漫画でした。
平賀源内さんは、実は同郷(笑)なので、ちょっとだけ身近な気が……w
エレキテルもそうですが、土曜の丑の日を鰻の日にしたり、ほんと、イロイロ楽しい人ですよね。
技術系は、自分には無理。ってところから、憧れがやたら強いのかもしれません。
…が、絵師さんたちはもうほんとに、イロイロ天上人すぎて…………orz
大好きな、というより凄い!って思う絵師さんが多すぎて
技術系に比べて名前を出しづらいというか、なんというか…。
画狂老人は好き、というより尊敬、いやいやいや。…崇めるにちかいです。
現在、たくさん見て、身体で感じて覚えて繋げて行く、という作業中…。
学生時代、もっといろいろ見ておけばよかったと、後悔しきりです。
人間同士のネットワーク、面白いですね。
印象派やアールヌーヴォーのあたりのサロンもそうですが、
ルネサンス期のイタリアの工房同士のやりとりなども、面白そうだと思いました。
お互いにお手伝いとか、してたようですね。
本草学といえば、植物学者の牧野富太郎氏の植物画が凄く綺麗でした。
ボタニカル・アートもちょっとやってみたいなぁ。
案内してもらえたら、すごく嬉しいのに。
(いやいや、自力で勉強します。)
ヨーロッパで起きた博物学ブームが遠く日本でも同時期に起こり、
それによって作られていく、人間同士のネットワークに一番興味があるんです。
本草学や蘭学者や戯作者に日本画家や浮世絵師などなどが集まり、ヨーロッパのような
サロンが出来ていたこともあったそうです。
その交流によって互いに影響しあい、作品や発明や発見などにつながっていくあたりの、
時代のうねりの醍醐味も興味深いです。
人物で言えば、俺も平賀源内に一番興味があり、また好きです。
生き様は幸せではなかったけれど、彼が成し遂げたことや成し遂げられなかったけれど、
今も伝わり残されていることによって、彼の偉大さがわかります。
江戸時代のレオナルドダヴィンチとも評されますね。
他にも滝沢馬琴さんも好きですし、興味ある人はたくさんいます。
Ticoさんは技術系が好きなんですね。
俺は文科系のほうに目がいきますw
技術系ももちろん興味持っていますが。
ここ最近の展覧会のうちで、かなりグレード高いものでした。
行けなくて、残念デス。…というか、もっと早くに紹介できてればよかったんですが…。
でも、谷文晁ほか、展覧会予定のようなのでいまから虎視眈々予定をあけて狙っております♪
でも、推察しますにおにぎりんさんのお住まいの地域もかなり羨ましい地域ではないですか?w
そちら常設の作品がよくきてますよ〜?
江戸後期の博物史って、具体的にどのようなものでしょうか?
私は平賀源内の発明品やら山片蟠桃の円周率やら、伊能忠敬の日本地図、田中久重のからくり人形あたりの展示によくくいついております。ww
イロイロ知って行くうちに、ピースがあつまってその時代が見えてくる様な気がして、
展覧会にいくのがとても楽しくなってます。
関西にもいろいろ行きたい所、あるんですよねぇ。
ね。日本って素敵ですよね。
行けなかったね。残念でした。
でも、そんなに、すごいのかは、
Ticoさんの読んで、わかりました。
めちゃくちゃ好みの作品をいろいろ見られるようで
ぜひ行きたいのですが、近所ではないので行けず悲しいです。
江戸後期の博物史に興味があって、その関連で日本画も
好きになったんです。
感性や技術、どれをとっても素晴らしいですよね。
やはり本物を見るのとが一番興味深く楽しいと思います。
とにかくうらやましいですw
日本ってすごいねー