愛の交差
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/07/16 03:49:03
ねえあなた
どこに行ってしまったの
私を残して
一人残して
何も言わずに
ねえあなた
私をどう思っていたの
愛してくれていたの
たった一人の
恋人だったの
ねえあなた
星空を見たわね
手が届きそうな丘の上で
降るような星を
私にくれたわね
ねえあなた
真夜中の街灯の中
ドライブしたわね
車が何もない道路
すべるように走ったわね
ねえあなた
私はいつまで
待っていればいいの
もう2年が過ぎて
あなたの迎えを待っているのよ
ねえあなた
私は疲れたの
愛って何かしら
滅びるものなの
色を買えるものなの
ねえあなた
弟さんがね
打ち明けたの
私が好きだって
ずっと思ってたって
ねえあなた
彼の腕に
飛び込んでいいかしら
段々と私も
愛を重ねて行ったのよ
ねえあなた
私はあなたから
今離れていくわ
忘れるんじゃないの
それはわかってね
ねえ君
知っていたんだ弟が
君を好きだって
だから僕はここに来たんだ
君から離れて
ねえ君
僕なんかより
弟の愛の方が
純粋なんだ
僕はいつでも何かを追い求めている
ねえ君
待たせてしまったね
でも幸せになって
それだけが僕の願い
おめでとうは言わないよ
ありがとうございます。
愛しているのにつかみきれない。
悲しい愛ですね。
タイトルとピッタリの作風ですね。
待つ方も辛そうです。
ありがとうございます。
でも、辛すぎますよね。愛し合っていた二人なのに…。