別れの足音
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/07/23 08:34:32
京都を訪れた私たち
縁切り寺の山門で立ち止まる
こんなはずじゃなかった
来たくなかったお寺
一緒に買ったお守りも
ここに埋めていこう
もう別れるのだから
もうつなげない手だから
山門をくぐって
本殿に向かう
こんなに悲しいのに
涙も出ないなんて
もうお別れ
あなたも黙って手を合わせる
何を祈るというの
もうお別れなのに
思い出達が駆け巡る
あなたの感触がよみがえる
抱かれた胸の温かさ
耳に触れる吐息
もう終り
すべてが終わり
なにもかもが終わり
悲しみだけが始まり
お寺を後にする私たち
もう会えない
もう会えない
もう会えない
「またメールするよ」
「うん」
去っていくあなた
さようならが歩いて行く
ありがとうございます。
られを見送る彼女の気持ち…。
こんなふうなんなんですね。
ありがとうございます。
ここまで引きずってきた愛が切ないですね。
いつも楽しみにしています。
さようならが歩いて行く・・
良いなァ~・
詩「ピエロ」を再アレンジして
カークの詩集に本日再投稿しました。
カークの詩集は↓のプログで連載しています。
お時間のあるかたは、どうぞ!
お知り合いの方にも紹介してね!
「カークの日記帳」
http://carl5322.at.webry.info