無題
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/07/24 15:42:21
わたしは
このままでいるしか ないのですか
これから 先も
何もかわることは ないのですか
わたしには
これから先 あなた以上の人が
現れるなんてことは ないでしょう
この想いを
どこにもっていったら いいのでしょう
できるなら
あなたへの愛を
あとかたもなく
消してしまいたい
できるなら
あなたを 消して しまいたい
わたしは
このままでいるしか ないのですか
これから 先も
何もかわることは ないのですか
わたしには
これから先 あなた以上の人が
現れるなんてことは ないでしょう
この想いを
どこにもっていったら いいのでしょう
できるなら
あなたへの愛を
あとかたもなく
消してしまいたい
できるなら
あなたを 消して しまいたい
麗しのあなた
その声 天漏る光のごとく
その肌 まろき真珠のごとく
その髪 きらめく絹糸のごとく
その瞳 黒曜石のごとく
その姿 当に比類なし
どこまでも清く 触れられぬ
私ごときは 恐ろしく
あなたに想いを 抱きつつ
熱き想いを 抱きつつ
守ることすら 許されぬ
おお 呪わしきはこの運命
いっそ 私を消して下さい
あなたの愛に 殉ずるならば
言わせますのか 本望ですと
飢えに耐えかねた 獣のように
謀反を犯し 堕ちるならば
かえってあなたを 苦します
とうの昔に ご存知でしょう
私は 忠実なあなたのしもべ
御手を汚す わけにはいかぬ
どうか刺客を およこしください
罪と思うなら 私が背負います
それこそ この愛を永遠とする
黒い 愛のキューピッド
誰かを愛するって幸福の一つだと思います。
どこまでも行けそうな力強さも詩の中にありますね。