Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


図書館はいいなあ


同居人の本を返しに近所の図書館にいった。
ちいさな図書館だ。
本があるところにゆくと、ついみてしまう。
家がせまいくせに、
貧乏なくせに、図書館はじつはあまり利用していない。
手元におきたいからかもしれない。
もう、いまは手当たり次第読むということがない。
吟味してよむ。
それは、時間がないということもある。
あるいは、おなじことかもしれないが、
てあたりしだいよむのが、時間がもったいないということでもある。
あいた時間は創作にあてたいから…。
というのは、希望であって、じっさいは
あいた時間は、しょうもないことに
費やしたりしてしまうのだが。
(けれどもちろん、創作の時間もまた存在している。絶対に)
そうして、というか、そんな中で、読む本というのは、
わたしにとって大事な本だ。
手元においておきたい…。
だから、図書館というものを、これまであまり
利用したことがなかった。
けれども…。
外国小説で一冊だけ、? と思ったものがあった。
ぱらぱらひらいてみる。
なんだかことばたちにひかれる。
で、かりることにした。
本については、また題名そのほか、書くかもしれないので
今回は名前をださない。
けれども、とてもいい。
なつかしい。というのは、わたしはこうした本を
ずっと、すきだったようなきがしてきたから。
ことばにまつわる哲学小説、
古典言語学者が、すべてをすてて
自分に感動をあたえてくれた古本屋でみつけた本の
作者を追って、旅に出る…。
作者のほかの本もよみたいと思って
ネットで検索したが、ないらしい。
たぶん、この本は、あとでどこかで買うことになるだろう。
けれども、こうしてこの本にめぐりあうきっかけを
あたえてくれた図書館にやはり感謝したい。




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