Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【スターマン】【激流】

スターマン この星の恋
フジテレビ 火曜夜10時~

【あらすじ】記憶を取り戻した星男は、不器用ながらも宇野家に溶け込み、子どもたちとも本当の家族のような関係を築き始めていた。朝、子どもたちを引き連れ、野球の練習に出かける星男。その楽しげな様子に、佐和子はしみじみと幸せを感じる。だが、星男は記憶が戻って以来、体の中の“何か”が頻繁に暴れ出すようになっていた。「俺の中にいるお前はなんなんだよ。俺をどうするつもりなんだよ」と苦しげに訴える星男を偶然目にしてしまった佐和子は、不安を覚える。

【感想】今回も面白かったです。やっとキャストとスタッフの息が合い始めたのか、ストーリーが面白いとギャグシーンも面白く見えてくるから不思議です。特に笑ったのは佐和の職場でのシーンですね。祥子と重田のキスシーンを見てしまった佐和と安藤くん。この4人で視線による無言の会話が行われ、それを目撃した惣菜部主任が、自分1人だけハブられていると誤解。職場イジメだと泣いて立ち去るところとか、おかしいだろとつっこみたくなりましたw なんで上司が部下からイジメを受けてるんだw 逆パワハラってあるのか? こういう人には何が何でも何にも言いたくなくなりますねw そしてついに星男の正体が明らかに。まぁ今までも視聴者は宇宙人だろうなぁとは思っていたわけですが、首が一回転するところとか見せられると、やっぱり人間じゃないなと思っちゃうわけで。前回の重田の半回転もなかなか衝撃的でしたが。モト医師はあまりの衝撃に気絶してましたねw しかもどうやら星男には、星男だった時の記憶がある様子。白星男、黒星男どっちの記憶なのかが気になりますね。彼は何故地球に来たのか。そしてこれから自分の星に戻ってしまうのか。それも気になりますね~。あと、重田も何故来たのか、そして何故戻らないと決めたのかも気になります。次回が楽しみだー! そうそう、冒頭からいいシーンもありましたね。黒星男が大たち3人の息子を連れて野球の朝練に出て行った後、佐和子と美代が朝食を準備しながら会話していたところ。やはり息子たちには父親がいた方がいいのかと言う佐和子に、美代は父親がいない子にはいない子なりのよさがあるみたいなセリフ。あれはよかった。電車に乗る時、普通の子なら最初に自分が座る席を探すけれど、大はお母さんを座らせる。それを佐和子は、普通に自分が座ったらいいのにと言いますが、美代はそれでいい、それが大の個性だと言います。これは全国の片親しかいない子供たちと、その親へのメッセージですね。片親がいないからといって、卑屈になるんじゃないと。それは個性であると。ばあちゃんなかなかいいこと言いますね。このばあちゃんは結構な傑物で、多分この人が一番脚本家に近い存在なんじゃないかと思います。何があっても動じず、むしろ喜びに転じる。こんな素敵なババアに自分もなりたいわ。


 
激流~私を憶えていますか?~ 最終回
NHK 火曜夜10時~

【あらすじ】圭子鯖島東萩の3人はいつものバーで、毛利佳奈子から聞いた告白を冬葉の母に話そうかどうか迷っていた。東萩は、佳奈子の死体遺棄は時効を過ぎているが、殺人の嫌疑がかかるかもしれないと言う。そこへ圭子の携帯に美弥から電話が掛かってきた。貴子の娘・が、世話をしていた美弥の弟・研二とともに連絡がつかなくなったという。圭子たちが手分けして研二を探していると、の手を引く研二と行き会った。何故こんなことをしたのかとの問いかけに、研二は衝撃の告白を始める。

【感想】私の推理はなかなかいいところを突いていたようです。ただ細かいところはいろいろ違いましたね。まず、最初の3通のメールを出したのは研二。この3通は女性3人に向けて出したものでした。何故男性を避けたのかはちょっとよくわかりませんでしたが、あの時点ではメールアドレスを調べられなかったんでしょうね。元々の発端は、冬葉の母親が言い出したこと。前回の感想で毛利が狂っていると書きましたが、実はこの母親も狂ってましたね。毛利は先天的なものですが、この母親は冬葉がいなくなったことでおかしくなってしまったのでしょう。圭子たちは20年間冬葉のことを忘れていたことに、罪悪感を感じていましたが、それはそんなに悪いことではないと思うのです。中学生から成長して大人になり、いろんな経験をすることを疎んでいたら、大人全員を疎まなければならないですしね。冬葉がバスから降りたことに気づかなかった彼らを責めるのは、完全に八つ当たりでしょう。しかも母親がもし京都に行った時、ギリギリで引き返さずにあのまま旭村のところに行っていれば、こんな悲劇は起こりえなかったはずです。まぁ彼女はそのことには20年間まったく気づいていなかったんでしょうけどね。きっとこれから後悔するんでしょうなぁ。ざまあ。私は自分に起きた悲劇を受け入れられず、あまり関係のない他人を恨んでしまう人が大っ嫌いなので。だからあの時、毛利がバーにやってきて、ほっとしましたよ。これで圭子たちに向けられていた憎悪が毛利に向かうだろうと思って。でも毛利は圭子たちに告白した時の迫力はまったく失ってましたね。もうちょっとがんばってほしかったw 娘が健在の時には娘のことは顧みずに浮気しておいて、いなくなってから苦しむとか、どれだけ勝手なんだって話ですよ。でも彼女は最後の一歩のところで踏みとどまったので、それであの浮気の件に関しては、自己解決してたんでしょうね。その浮気が原因で冬葉がいなくなったとは知りもせず。結局、鯖島、貴子の周囲をかき混ぜたのはあの母親の仕業。これから娘は自分のせいで死んだと後悔する人生が続くと思うと、ほんといい気味です。単なる八つ当たりで他人の人生を滅茶苦茶にしたのだから、そのくらいの重荷は背負わないとね。で、私の推理は、研二と冬葉の母、もしくは研二と旭村の共犯と考えていて、前者が当たりました。ただ、あの母親が鯖島や貴子の周囲をうろついていろんなことを調べ上げたり、関係者にあることないこと吹き込んだりしたことが、彼らの人生を暗転させたことまでは、予想がつきませんでしたね。まぁ彼女につけこまれる要因を作ったのは、彼ら自身ではあったんですけどね。圭子は珠洲の誤解が解けてよかったですね~。高畑があんなチョイ役で出るとは思わなかったw 激流、途中までは話の展開が遅く、いらないシーンや冗長なシーンが多くて閉口してたんですが、最後2回は面白かったです。最初はスピリチュアルな要素があるのかと思いましたが、それは毛利の頭の中だけで、蓋を開けてみればわりと普通のミステリーでしたね。




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