☆爆弾の作り方！？
- カテゴリ：その他
- 2013/08/25 00:18:38
先日インターネットをしていたら、とんでもないものが目に入ってきました。「爆弾の作り方教えてください」などと記してあります。えらく物騒なＨＰだとは思ったのですが、なにやら興味があったので覗いてみたところ、内容からするとカキコしたのは高校生程度の物理化学の知識を有する者かと推察されました。ちょっと知っているものは、そのことを話したくてたまらないのでしょうが、エスカレートすることもあるので、このような記載は速やかに止めて頂きたいと思います。
しかし、個人的には危ないことが大好きな性分であり、野次馬的好奇心も人一倍旺盛ですから当然のように毒劇物から放射線の取扱に至るまで危ない資格は結構取りました。そこで科学の発展に寄与することを願いつつ、危険なことに関してあれこれカキコしようかと思います（具体的な薬物名などは除きます）。
【爆発】
発熱を伴う急激な化学反応、気体や液体の急激な膨張や相変化、あるいは核反応の結果、急激に増大した圧力が瞬時に解放される現象。しばしば光・音響・衝撃波の発生や、機械的な破壊を引き起こす。
と辞書に載っていますが、爆発物に関しては次の物理的化学的変化が重要になります。
【爆燃】
爆燃とは、一小部分の燃焼により発生した熱が、直ちに隣接部分を加熱分解して急速に進行する爆発的な燃焼をいい、爆発伝播速度は３００m/sec程度です。爆燃によって生ずる力は、主に発生するガスの膨張による推進力であって、衝撃波は伴いません。つまり、これは工業的には火薬の反応のことになります。
【爆轟】
媒体中の静止している未反応部分で音波の伝わる速度より、燃焼の波面の伝わる速度の方が大きい場合をいいます。その伝播速度は毎秒２０００～８０００ｍ/secにも達し、大きな圧力変化を生じ、強い破壊作用があります。つまり、これは工業的には爆薬の反応のことになります。
その昔、とある文庫本に”核爆弾の作り方”が、克明に記載されていて、発禁になりました。
当然プレミアがついて、高値で取引されておりましたが、今はどうなったんだろう？
爆弾か〜〜、可愛いね〜〜・・・。