悪魔の復活
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/09/03 01:18:13
時をつかさどる神の
けたたましい笑い声に目を覚ます
そんなに可笑しいのですか
約束の時間に遅れてしまったのが
彼女は待ってくれたんですよ
2時間もあそこの角の席で・・・
「ごめん」って言う前に
にこっと笑て「さようなら」だ
お水を置いてくれた
かわいいウエイトレスがきょとんと見てる
あわててお金を払って追いかけたけど
レシートはいかがしますか・・・だって
そんなのもらっている場合じゃないでしょ
お釣りはもらうけど
さすが陸上部足が速い
人ごみの中姿が見えない
彼女のアパートは坂の上徒歩10分
駅前の三叉路の一番左側を進め
駆けていくと背中が見えた
「ちょっと待ってよ、これ」
貸すことになっていたCDを差し出す
彼女はそれを奪い取って二度目の「さよなら」だ
「追いかけてこないでよ」ときつい一言
「だったらCDを返せ」なんてとても言えない
「わ。か。り。ま。し。た。」
二度とあやまってやらないからな
駅への坂道を下る
ちょっぴり気になって振り返る
彼女は早足で坂道を上って行く
こっちを見る素振りもない
それから
3カ月がたった
夜中の2時過ぎに
携帯が・・・
一瞬手と心臓が止まる
あいつだ
あの~、あたし・・・
今何しているのかと思ってさ
部屋の景色が明るく笑った
今からまた悪魔が甦ったのだ
なんて・・・
たまにはこんなのもどうかと?
かなり前に書いた小文と
多少ダブっているかも
(今見たらダブっていなかったみたい)
2011.01.27~30で書いてました
以前の文章を暇なとき書き直そうかなと思ってます
架空の文で人の死を書くのは自分がセンチメンタルに浸っているだけ
そんな気もします
もちろん事実の場合は違うけど
何時になるやら
そもそも長い文章はアホなので書けませんけど
自分の心の中に入り込んで来て
気付かないうちに自分の行動が心が操られて行く
そんな時って
逆に楽しみを覚えることもある
やさしい悪魔
それは大切な人
そんな感じです
今、激しい雨が降っています
朝は綺麗な青空が見えていたのに
同じ空なのに
どっちが本当の姿なんでしょう
同様に自分の本当の姿って何なのかな?
そんな事いつも思っています
結局
全部が自分の姿なんでしょうけどね
文章ってこの作られた世界って
自分発見の場所なのかも
そう思います
なんて深く考えていませんけど・・・
以前に書かれた作品を読ませていただいて分かりました
時は時として残酷な仕打ちを与えますね
そして思い出をすべて優しさに変えてくれるのも「時」ですけれど
セカンドさんの過去の作品たちに又新しい息吹を与えて下さい
楽しみにしてます^^v