映画「To the Wonder」を見てきました
- カテゴリ:映画
- 2013/09/07 17:42:52
テレンス・マリックは、
モチーフを心の流れとして描こうとする作家です。
To the wonder
テレンス・マリック監督の最新作を見てきました。
このような映像詩を描く作家は、
希有な存在になってしまいました。
今回のモチーフは、愛。
舞台は、フランスのモン・サン・ミシェルから始まり、
アメリカのオクラホマへ。
モン・サン・ミシェルの遠浅の浜辺に潮が満ちていく。
その浜辺を二人の男女が歩きながら、
自分たちの愛もまた満ちていくのを知る。
美しい音楽
美しい映像
説明を必要とするストーリーは一切なく、
ただ心の揺らぎを、
映像と音楽で描いていく。
私は常々、こういう仕事をしたいと思っています。
はい、とても美しい映画です。
この美しく、揺らぎ、細かいカットをつなぎ合わせていく映像と
その背後に流れる音楽。
そのような流れの中で、
愛の揺れるような軌跡が描かれていく。
ですから、この映画でストーリーは大きな意味を持ちません。
映像と音楽によって描かれる愛の機微に、
そのまま自分も身を委ねればいいのです。
思い描きました
久しぶりに映画館に
観に行ってみたいです^^