海と闇
- カテゴリ:小説/詩
- 2013/09/08 14:32:40
その覆っているものを
剥がしてください
それが本当の姿
ある程度の未来は見えていて
その姿を受け入れられないのは
あなた
さらけ出してこそ
覚悟は決まる
わたしは
いま
すてようとしている
いろんな選択肢が
突然
目の前に現れて
どれも
すてきれずに
みんなすててしまおうとしている
陽の光が
疎ましい
陽の光が届かない
深い深い海の底に
身を投じてしまおうかとも
考えた
海に呼ばれていたわけが
ようやくわかりつつある
だれもいない夜の海
ひとつの光が
水平線を
浮かび上がらせる
波の音
なにかの気配
ここにいてはだめだ
と声がして
慌てて
立ち去った
怖かった
なにかが怖かった
まだ生きなければならないようだ



























