続きの続き
- カテゴリ:日記
- 2013/09/18 01:57:03
時間が経過するにつれて、周辺の状況が分ってきた。
どうやらこの辺りはウチの地区だけ水没しているようだ。
市内では他にも水没地域があるようだが、そこは毎回水没する地域のようだ。
で、ウチの地区は1区画ほど離れると水が全く無い。
それに俺の家から50Mも離れていない駐車場は車が半分も水に浸かっている。
やっぱ微妙に勾配があるんやな・・・
てか、去年もそこの駐車場の車は水没してたし・・・。
水嵩は1時間に数ミリ程度だが上昇しているので油断が出来ない。
何せ俺の車がヤバイ。
近所をパトロールしながら水の中をザブザブ歩いていたら、靴擦れならぬ
長靴摺れがふくらはぎに出来てしまった><;
っていうか、既に長靴なんて役に立たない水位だけど。
パトロール中、MBSのTVカメラのスタッフに遭遇。
最初はマイクのスタッフと「こんな水害、長年住んでるけれど初めてだ」と言うと
「では今度は今言われた事をカメラに向かってお願いします」
って!!!!!
これって独占インタビュー???
しかもドアップじゃないか><;
でも結局、他の市町村の被害が大きかったので放送はカットされていたようだった^^;
そうこうしてる間に時刻は夕方6時頃。
下水のマンホールの穴から「チュ~~~~~~」と水を吸う音がし始めた。
よっしゃ!水が引き始めた証拠だ。
1時間ほどで浸水が治まるレベルまで水が引いたので店の掃除から始めた。
幸い泥水では無かったので助かった。
家の方も床板を捲ってみたらまだ水が抜けきらず池になってた@@;
でも、貸してもらったポンプで一気に排水。
この時既に俺も親父もヘロヘロ・・・。
残りの作業は翌日へ持ち越し。
今回の水害は電気と水道が生きていたのでホント運が良かった。
しかしトイレは・・・
用を足そうとトイレのフタを開けると・・・
下水が逆流してトイレが溢れる寸前!
大通りを挟んだ向こう側のコンビニのトイレは普通に使えるのに@@;
そうそう、最大に運が良かったのはポンプを貸してくれた事。
もしポンプが無ければ家の畳がアウト&店の被害も大きかったはず。
ほぼ初対面なのに自分から貸し出しを申し出てくれて本当にありがとうございました。
今日分った事だけど、ウチの裏に住んでいた家の人の娘さんが結婚して、実家の向かいに引っ越して来たそうだ^^;
どうりでポンプを返しにお礼を持って行ったら見たことのある女性が出てきた訳だ。
しかも俺の部屋からその引っ越して来たお宅の玄関も見えてるし(笑
でもまぁ、今回はマジ焦った。
もし余った砂も捨てていれば土嚢も作れなかったし、偶然が重なって何かと助かった部分は大きかった。
そうそう、土嚢の積み方ってTVで被災したご家庭が適当に積んでいるけれど
あんな積み方では全く土嚢の意味がない。
土嚢って本来の積み方をすれば本当に水って漏らないから凄い。
しかし土嚢を作るにしても砂の量も半端な量じゃ意味ないし・・・
今回ウチは1立米の約半分弱も余っていたけれど、それでも2箇所を塞ぐには足りなかった。
一般家庭でこれだけの砂を備蓄って簡単には出来ないし、やっぱ防災や災害に対する備えって難しいって事をつくづく痛感した。
もぅ最初は焦った焦った><;
店の玄関→家の玄関→ガレージの車に気がついた時には既に車を出せない水位に><;
大きな道路の向こう側のお客さんの駐車場に行けば完全セーフだったのですが^^;
今回は泥水ではなかったので、後の掃除は意外と楽でした。
おまけに匂いも予想よりも遥かに無く、この点でも非常に恵まれました。
インタビューは消防団の作業服&帽子を被った格好で撮影されましたw
TV局のスタッフさんも誰かにインタビューしたそうにしてたのですが
なぜか近隣住民の人って家から出て来ないし、窓から顔すら出さないので・・・
閉じ篭っていても自分の置かれている状況ってわかんないのにね。
下手に動くなとは言うけれど、せめて自分の町内の状況くらい把握しないと
万一避難しなきゃならないときにどうするんだろ?って思っちゃいました。
どうぞお気になさらずに^^
被害が無かった道路の向こう側の地区の下水は全く普通に使えたのに・・・
下水も非常用に処理施設までバイパスのような物があればいいのにって思いました。
隣の空き地、広さは30坪ほどなので、さほど役には立たないかも^^;
そうそう、例の件の車、未だに1台だけ週に3、4日置いてますよ。
今回、集合場所がウチの前だったのがホント良かったです。
ブロック運んだり、水を掻い出したりと、ここぞとばかりに仲間に「お願い」と言うより「指示」して使っちゃいました^^;
今回軽微な被害だったので現場でも笑う余裕がありましたが、同じ市内でも床上浸水の現場だったら
笑う余裕どころか、喋る余裕すら無かったかもですね。
2年も連続して水害が起こると、活動に関して色々と改善しなきゃいけない所が見えてきました。
でも果たしてこれが上の人に見えてるかどうかが謎ですが・・・
土嚢は砂を入れる量(袋に半分が目安)で、その量を均一に揃えて数を作ることと
土嚢の積み方にコツがあるんですよ。
多分ネットでも動画がどこかにあると思うので積み方を見ておくのも良いかもですね^^
市内を流れる川の水の行き場がなくなり、それが溢れたようです。
川以外にも水路が結構あるので、その水路も結局はその川へ合流するので・・・
おまけにその川も勾配が殆どない川なので、なかなか流れなくて。
治水工事って莫大な費用が掛かるみたいですね。
地元のポンプ場も過去の水害以降に、より強力なポンプへ改修工事がされたり、川も護岸工事がされましたが・・・
2年連続の水害に><;
まぁ、昨今の異常とも言える気象を当時は想定出来なかったのだろうけど。
土嚢ですが、1戸の玄関ドアを水深30センチの浸水と仮定すると、土嚢の数は20~30袋は必要になってきます。
袋はホームセンターで50枚で600円ほどで売ってますが、問題は砂の保管場所ですね・・・。
今回は2年連続の水害なので、市民も黙ってはいないと思います。
それに今回は被害戸数も多かったし。
議員さんにも顔が利くんだけれど、なかなか腰をあげようとはしません・・・
でもこのままじゃまた来年もゲリラ豪雨や台風で市内が浸水しちゃいますよね。
浸水は、予想外の事態もあり得るってことですね。
自動車もセーフで何よりです。
お店の片付けなど、後々も大変でしたが、ポンプと早めの行動で良かったですね。
再びこのような水害が起こらないよう願いたいです。
んー!独占インタビュー?見たかったなぁー!
そして、思い至らずにのんきなコメント残してすみませんでした…。
ホントに大変だったんですね。
Drosselさんの住んでるところが緩やかな窪地になってるようですね。
お隣の空き地を地下施設作って、水害時に水をそこにある程度溜めておいて、下水道につなげられれば随分違うんでしょうねー。
まだ違法に重機とか置いてたりするんでしょうけど。
そうそう、たぬきも助かって一安心です(笑)
読んでて大変だったと思うのと同時に、集合が自宅前だったりとか、なんだかコントっぽいシチュエーションが所々にあって、ついつい笑っちゃいました。
川の氾濫かと思ってましたが、違うのかな。
我が家も少し低くなってまして、近辺だけが大雨降ると浸水する状態だったんです。
やっとこ工事で土管が入ったみたいです、その心配が今年からなくなったわけですが。
やはりお役所が担当してくれないと、浸水に対しては、備えろっても個人では限界があると思いますなぁ。
だいたい浸水するところって昔からその辺りと、結構みなさんわかっていらっしゃるかと。
地元の人ならなおさらですよね、なんで対策をしてくれないのだろうかって、自分とこでも思ってましたが、やはり思ってしまいます。
親父いわく、他にやらんといかん地域がいっぱいあるから、予算がないとか手がまわらないんだろうとか言ってたけど。
TV、残念だなぁ、お顔拝見できたかもなんですね^^
カットされちゃったんですか、やはりやってないけど浸水被害だったところありますもんね。
腰までだったらそうとう一時は浸水しちゃったんですね、床上浸水されたおうちもありそうですね、後が大変やろなぁ。
消防団でものすごい数の土嚢を備蓄とか出来ないんかな? やっぱり?
おき場所も必要だし無理があるでしょうか?
いちから作るのは素人には大変そうだし、個人個人で家でたくさん保管も無理そうだろうし。
そういう保管できる場所と土嚢くらい提供してくれないかと、役所にかけあってみてはどうでしょうか?
いつもの事ならなおさら、お役所さんにぜひとも、何とかしてほしいなと思ってしまったうちでした。