紫の君は紫が似合ったか?
- カテゴリ:ファッション
- 2009/08/13 05:17:37
久々に課金して浴衣を選んでいてふと思い出したエピソード。
「源氏物語」のヒロインの1人でもあり源氏に唯一生涯愛された人として名高い紫の上。
彼女は名前に紫と付くだけに当然紫が似合う、
紫をいつも着ていたと思っている方もいるかも知れません。
ですが、果たして本当にそうだったのでしょうか?
物語内では、源氏が六条の院(実質源氏のハーレム御殿)に住まわせている女性達に
似合う着物を見立ててそれを聞いた紫の上が他の対に
住んでいる女君達の容姿と人となりを想像するというエピソードがあります。
今と違って何せ平安時代。同じ屋敷に住んでいるからと言って
互いに気軽に行き来できなかった事がしのばれるエピソードですね。
そこでは紫の上は今で言うピンクの着物が若々しい貴女には似合うだろうなぁと
源氏に言われて心なしかガッカリ?しています。
恐らく彼女のパーソナルカラーは彼女が住んでいた春の御殿と同じく、
春パステルだったのではないかと推察。
春パスさんは年齢よりも若く見えて、ピーチピンクのような可愛らしい色が似合いますから。
仮にパーソナルカラーが春だと仮定すると、
紫色はイエローベースには割と鬼門の色なので着こなすのは難しいです。
ちなみに、白と紫の高雅な衣装を最も着こなせるだろうと源氏に言わしめたのは
紫の上ではなく、彼女の恋のライバルでもあり後に親友にもなる明石の上でした。
彼女は同じように住んでいる冬の御殿と同じく、
パーソナルカラーが冬クリアだったのではないかと思われます。
それを聞いて他の女君を想像しつつも、そっと嫉妬する紫の上。
ピンク色は女性に大変人気が高い色ですが、
平安時代はそこまで人気が高かったわけでもないようで。
むしろ白と紫は天皇にのみ許されたとても高貴な色とされており、
それを似合うと見立てられた明石の上を
色々な意味で羨ましく感じたのは想像に難くありません。
そもそも、紫の上は何故紫の上と呼ばれるようになったかというと、
彼女の叔母にあたり、源氏の初恋の君でもある藤壺の宮にとても良く似ており、
その”紫のゆかり”の人という意味合いで呼ばれるようになったわけで、
彼女自身が紫を常に着ていたとか、紫が一番似合ったというのはまた別のようです。
あ、ありがとうございます(/ω\)
悩みに悩んで決めた一枚だったので、浴衣誉めていただけて嬉しいです♪
とりサンさんは成人式に振袖着たのですか~いいですねぇ。
私は親が振袖用意したくないが為に、
夏の成人式に行かされた挙句、振袖はなかったことにされましたので羨ましいです^^;
紫は情熱の赤と冷静の青を併せ持った大人の色だと思います。
和服の紫はやっぱり高貴な感じがしてステキですよね。
ちなみに成人式の時も紫の振袖を着ました笑♪
紫ってやっぱり上品で高貴な色って感じがします!!
くりすさんの浴衣、とってもステキです´ω`