ドラマ【八重の桜】
- カテゴリ:テレビ
- 2013/09/23 17:43:31
【感想】さすがに西南戦争は1回かけて取り上げましたね。会津戦争以来、それまで空気だった八重の出番が多くなって、やっと八重の桜というタイトルにふさわしい内容になってきたのに、今回はそれ以前の空気八重に戻ってしまいましたw でもこういうのもたまにならいいでしょう。その代わり、最近ご無沙汰になっていた佐川や山川が出てきましたからね。しかしその佐川は今回戦死。彼にふさわしい、見事な最期でした。きっと彼は、戦場で死にたかったんでしょうね…。この時代にはまだ息づいていた、ラスト・サムライの1人だったのでしょう。ちなみに調べたところ、佐川は抜刀隊には所属しておらず、抜刀隊が編成される前に死亡したそうですね。抜刀隊というのは、士族が中心の西郷軍に対し、政府軍には徴兵された平民が多く、白兵戦ではかなわなかったため、急遽編成された剣術が得意な士族による部隊です。斎藤一改め藤田五郎はこれに参加していたようですね。しかし、この頃の戦争って見ていて本当に興味深いです。西洋風の軍服を着た集団と、着物を着てちょんまげを結った集団が戦っていて、互いに銃や刀や槍など思い思いの得物を使い、大砲はあるけど戦車はなくて馬に乗ってたりして、なんかカオスですよねぇ。あと、考えてみれば日本ではこれ以降、大規模なクーデターも革命も起きてないんですよね。昭和に入ると515や226などがありましたが、数万人規模の軍が衝突するというようなことはありませんでしたし。武装蜂起などという危険を冒すよりも、政治で現政府をひっくり返す方が命の危険も少ないですしね。そう考えると、やはり民主主義というのは究極の政治形態なのかもしれません。閑話休題。山川が戦地で西郷と会ったというのは、創作でしょうなぁ。ああいう状況で敵将が現れたら、そりゃそこで捕まえないとだめでしょうw それで以降の戦いで無駄に落とす命がなくなるかもしれないんですからね。まぁ、西郷にあのセリフを言わせたかったんでしょうけどね。自分が残った不平士族を全部まとめて負けることで、新政府に刃向かう者を根絶やしにするということですよね。そのために自分は犠牲になると。とても感動的な考え方ではありますが、本当にそうだったのかなと思います。確かに西郷は周囲にいた不平士族たちに祭り上げられ、仕方なく蜂起したようなイメージはあります。が、1万5千もの兵を抱え、勝ち目のない戦をやろうとするでしょうか。難しいかもしれない、でも勝機はあると考えていたんじゃないかと思います。
どちらかというと目が細い吉川は、いつまでたっても西郷には見えなかった。
イケメンでもかまわないから、目のでかい人にやってほしかったな。
西郷の犬好きは有名だが、だからといって一軍の将が犬を探してうろつくのは
さすがにどうかと思ったw
犬の予算とかあるだろうし、映らないで問題ないけどね。
丸腰のイケメン西郷さんは、それはそれで良かったと思う、おらでした。