Nicotto Town


シン・ドラマ汁


2013年7月期ドラマ総決算

10月になっちゃいました。しかしまだ気温が30度いくこともあったりして、昔は10月と言えばもっと涼しかったのになぁと思います。最近、夏が終わったら秋めくのは1ヶ月くらいで、11月くらいからすぐに冬みたいになっちゃいますよね。
さて、ご挨拶も終わったところで、今期の総決算いってみよー。


●9位
名もなき毒
 TBS 月曜夜8時~
序盤の雰囲気はなかなかよかったんだけど、2~3回あたりからもう展開の遅さに辟易。前半はオチがイラッとくるようなものだったし、後半は原田のモンスターっぷりを面白く見れるかどうかが、評価を分けたと思う。推理物としてはわりと楽しめたが、終わってみるとわりと意外とストレートな内容だった。全体的に見て、毒がテーマだからか生理的にジリッとくるシーンが多く、作りはよいのだが、登場人物の魅力に欠けていた。これに懲りてもう宮部原作のドラマは見るまいと思った。


●8位
激流~私を憶えていますか?~
 NHK 火曜夜10時~
途中までかなり冗長な展開で、見るのをやめようかと思ったほどだが、最終回の前回あたりから怒涛の展開となり、ラストはなかなか楽しめた。ただ、どう考えても6回までは長すぎた。7・8回はあれでいいとして、6回までは3回くらいに縮めた方がよかったように思う。正直2時間でもいいくらい。また登場人物が多く、2回までは同時並行的に目まぐるしくシーンが入れ替わったので、感情移入がしづらかった。全体的に見ると、いろいろと惜しい出来だった。


●7位
スターマン・この星の恋
 フジテレビ 火曜夜10時~
して面白くないわけではなく、登場人物もわりと魅力的だったし、ストーリーもコメディシーンもまぁまぁだった。しかし最近のドラマにありがちな冗長さがこのドラマを台無しにしていたように思う。スタッフの名前だけで期待しすぎてしまったんだろうか。あと、30代中年女性と20代の青年の恋という、視聴層が限られそうなテーマも、数が取れなかった原因だと思う。あれこれ梃入れすれば面白くなりそうな素材だっただけに、いろんなところで惜しい。


●6位
警視庁捜査一課9係
 テレビ朝日 水曜夜9時~
今期は、小宮山が主任になったことと、浅輪と倫子が同棲し始めたことが目新しいことくらいで、後は大体いつも通り。青柳と村瀬のやめるやめる詐欺もあったなぁ。青柳の方は最初から引っ張ってたけど途中で収束。村瀬は1回限りだったw 今期はいつもの係長マンセーパターン以外の展開もあったりしてわりと楽しめたが、相変わらずこの枠によくある過剰な詰め込み感は健在。冗長よりはマシだけど。


●5位
酔いどれ小藤次
 NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
ごめんなさい見てました。毎回感想書くのが面倒だったんです…。陽炎の辻と同じ原作者の時代劇で、基本は勧善懲悪の1話完結物。演出がすごいのか竹中がすごいのか、あの竹中がとてもかっこよく見えるという不思議なドラマだったw 毎回老境の剣士・小藤次が若い侍をバッタバッタとなぎ倒す様は見ていてかなり爽快。たださすがに竹中が殺陣に慣れていないせいか、迫力はイマイチだった。
※時代劇・歴史ドラマ賞


●4位
ダブルトーン~2人のユミ~
 NHK-BSプレミアム 土曜夜11時15分~
SFということであまり期待していなかったのだが、初回からぐっと引き込まれた。ユミという名前を持つ女性が、交互に相手が生活している夢を見るのだが、小説ではよくある構成だが、ドラマでは目新しくてよかった。30分が短いと感じる秀逸なストーリー展開で、少しずつ明らかになっていく謎を推理するのも楽しかったし、登場人物が少ない分、ストーリーに集中できたし、最終回も申し分ない内容だった。これは隠れた名作と言える。
※ミステリードラマ賞候補


●3位
警部補矢部謙三2
 テレビ朝日 金曜夜11時15分~
今作はミステリー色を強めたとのことだが、やはり矢部は矢部。ツッコミ所満載で、ミステリーとして完成度がやや高かったのは1回くらいw しかしこれはTRICKマニア御用達ドラマなので、そのへんのクオリティは元から期待していない。とにかく小ネタや小芝居好きな人向けだった。私は毎回2回以上見るくらい好きだったけど、視聴率は前作に比べて奮わず、念願の土ワイへの進出は不可能か…。顔の出来不出来はともかく、未来ちゃんがとても可愛かった。
※コメディー賞/深夜賞/ネタドラマ賞/音楽賞候補


●2位
DOCTORS2
 最強の名医 テレビ朝日 木曜夜9時~
好評だった前作に続く第2弾だが、前作を凌駕する面白さ。1回からかなり飛ばし、4回目までは同じパターンで少し飽きが来たが、5回目からは主人公のクーデターが始まり、少しずつ懐柔される医師たちや、味方だった人物からの批難、大学病院の横槍というスパイスもよく効いていて、緊張感溢れる展開となった。沢村演じる主人公も当然かっこよかったが、やはりこのドラマで特筆すべきは高嶋弟の怪演だと思う。いい意味で1時間が長いと感じさせる充実度もなかなかよかった。
※ヒューマンドラマ賞/特別賞/主演男優賞/助演男優賞(高嶋政伸)/脚本賞候補


●1位
あまちゃん
 NHK 月~金曜朝8時~
とにかく面白かった。アキが東京に出てきてから少し失速はしたものの、注目された震災も何とかクリアしたし、視聴率的には半沢に抜かれたものの、こちらは毎日何回も放映してたんだからそりゃあ仕方ない。何より私のお気に入りのクドカンが、幅広い層に認められたのが嬉しい。私の両親も、多分小ネタの半分以上は意味がわかってなかったろうに、毎回笑いながら見ていた。続編が待望される。
※大賞/コメディー賞/ホームドラマ賞/主演女優賞/助演男優賞(福士蒼汰/松田龍平/杉本哲太)/助演女優賞(小泉今日子/橋本愛)/脚本賞/音楽賞候補


総評はコメントにて。

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2013/10/07 09:01
常識ですよねー(棒
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2013/10/06 18:48
もちろんオンデマンドで見ています(棒
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2013/10/04 09:26
> meiさま
小藤次、面白かったですよね。BSの視聴層はわりと高いので、
それにぴったりの題材だったと思います。
娘くらいの年の女性相手に照れまくる小藤次かわいかったですねw
DOCTORS2は、単体で見るととてもよく出来たエンターテイメントドラマだったのに、
半沢の影に隠れてまったくと言っていいほど話題にならなかったのが残念でした。

> めぐみん
半沢が3位なのね…。やっぱりツボがわからないw
救命病棟は私は見てなかったのでよくわからないけれど、
やはり江口降板であまり評判はよくなかった。
フジとしても意図したほど視聴率が取れなかったんじゃないだろうか。
あと、ネットで見る時はオンデマンドで(棒
無料の動画サイトにアップされてるのを見るのは、かなりグレーなので(棒
アバター
2013/10/03 00:12
おら的:
4位 ショムニ
3位 半沢直樹
2位 救命病棟24時        
1位 あまちゃん

4本しか見てないのであまり順位を付けようがないのだが、やっぱ1位はおらも「あまちゃん」だな。
おらが見続けられるというだけで、それだけで貴重なドラマたちだ。
初めは「救命病棟」と「ショムニ」しか見てなかったのだが、「あまちゃん」「半沢直樹」と「八重の桜」を最初から見はじめるという、ネットのおかげの今期だった。
これから時間が決まった仕事が増えるので、益々ネットに頼ることになるであろう。
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2013/10/02 14:31
こんにちは~。
酔いどれ小藤次、私もひそかに見てました。
剣豪モノのストーリーに、中(老)年男性のロマンが炸裂していて
面白かったですー。 小藤次、モテすぎ~(笑)

DOCTOR2は見ていなかったのですが面白かったのですね。
再放送をチェックしなくては。
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2013/10/02 09:20
今期は半沢というオバケドラマがあり、ミタが最終回で40%取った時、しばらくこんなオバケドラマは現れないだろうと予想したのですが、案外すぐに現れました。これは喜ぶべきことではあるのですが、私は見ていないのでランキングには入りませんw 家族が見ていたので、ちら見くらいはしてたんですが、どうにも興味が湧きませんでした。社会派というか、経済ドラマというか、そういうのに興味がないわけではないんですけどね。今期の上位に来たドラマのラインナップを見ていただくと、私の好みが分かりやすいと思うのですが、どうも私は登場人物が魅力的で、思い入れしやすいドラマに惹かれるようですな。
で、ちゃんと見た方のドラマの話ですが、今期は結構豊作でしたね~。5位までは矢部を除いて全部胸を張ってお勧めできるドラマでした。矢部はもうマニアックな世界に入ってしまったのでね…。特にあまちゃん、DOCTORS2は2つとも独偏大賞に推薦したいくらいでしたが、毎期1つだけという決まりを作っちゃったからなぁ。DOCTORS2も本当によかったのですが、やはり長くやっていた分、あまちゃんの方が少し有利だったかな~。長いドラマはどうしても1クールで終わる連ドラに比べ、評価が高くなりがちなので、番外編に入れたりしてたのですが、独偏賞始めてからは評価しないわけにもいかなくなりました。
反面、下位3つは途中見るのやめようかと思うくらいのクオリティで、この3つに共通しているのが冗長さ。まとめればもっと短くなるドラマを、無理やり薄く引き延ばして、味まで薄くなっちゃったような感じがしました。たまに面白い回もあるんだけど、全体的に見るとどうしてもその冗長さが目立ってしまうんですよね。めまぐるしい展開を求めるわけではないですが、いくら叙情的なシーンにしたいといっても、会話をダラダラさせればいいってもんじゃないと思うんですよ。逆にあまちゃんはあれだけ長くて、1週間を結構どうでもいい話で引っ張ったりしてましたが、1回が短いせいもあるかもしれませんが、まったく冗長に感じたことはありませんでしたね。多少回想シーンが多いかなと思ったことはありますがw
いやー、終わってみれば視聴率が低迷しがちな夏クールなのに、お化けはあるわ接戦はあるわで、なかなかの好クールでしたね。ほんと、蓋を開けてみないと何でもわからないものですね。



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