ドラマ【実験刑事トトリ2】
- カテゴリ:テレビ
- 2013/10/13 13:27:23
【感想】あのトトリが帰ってきた! 昨年の期待作ながら、脚本家がミステリーに慣れていないことから、イマイチな感じが拭えなかった微妙なドラマw ミステリーファンには少しもの足らず、キャラ的な要素もいまひとつ食い足りず、次回作に期待したいというような感想を書いていたような気がするが、早くもその次回作がお目見え。まぁ、今回は前作が前作だったので、お察し的な感じで見ましたが、やっぱりクオリティはあまり変わってませんでした。うんでもまぁライトな感覚で見れるのはいいかもしれない。というか、このドラマ、コロンボや古畑と同形式の倒叙型のミステリーなのですが、犯人が最初からわかっているこの倒叙型、普通のミステリーに比べ簡単なような見えて、実は難しいのです。なので、今までミステリーをあまり書いてこなかった西田にとって、逆効果のように思えますね。普通に普通のミステリーにすればよかったじゃんと思います。今回のゲストは眼鏡会計ババアw ベテラン女優の木野花ですが、もはや眼鏡会計ババアという名前が一人歩きしてるような気がしますw まぁ残念ながら、西田氏は男性なので、熟女の心理描写がきっちり描けていたとは思えませんが、ミステリーとしてはまぁまとまっていたかなと。主な謎は美千代が模型を10分で組み立てた謎と、被害者の悲鳴が外に聞こえなかった謎ですね。しかしどちらともわりと初歩的なものでした。模型に関しては、わざわざ入れ子にしなくても、元々全部作っておいたものを畳んでおけば、10分くらいですぐに復元できるんじゃないでしょうかね。この、部屋にいるふりをして実は窓からこっそり出て行ったというネタは、他のミステリーでもよく見るものです。あと、悲鳴が聞こえなかった点についても、あまり難しくはなかったですね。あの建物が、大きさが同じ4つの長方形で構成されているのに、トトリが外を歩いた時、くどいくらいすべてが11歩の長さであることが強調されていたので、すぐに実は中に隠し部屋があり、上から見ると四畳半の畳の配置のような構成になっていることに気づきました。あれはすぐわかりますよね? まぁ、四畳半にはもう1つ配置方法はありますけど、私が言っているのは真ん中に「半」の部分が来る配置の方です。そして、トトリから犯行時に悲鳴が聞こえなかったことを聞いた内藤が、美千代が犯人であることに気づいた風だったため、隠し部屋の存在は設計者である美千代と内藤(と死んだ有香)しか知らなかったことに気づきました。しかしいつも不思議に思うのですが、実際家を作るのは設計者ではなく大工さんです。てことは大工さんも隠し部屋があることは知ってますよねw? まぁそれは重箱の隅ですが、謎としては簡単すぎたかなぁと思いますね。まぁでも今回は安永の(飴でできた)ガラス窓を破って入るという、このドラマには珍しいアクションシーンがあったので、よかったんじゃないでしょうかw 元々高橋は特撮出身なので、アクションはお手のものなのよね。さて、次回は今までテレビごしにしか出演がなかったマコリンが、とうとう生で登場? 満を持し過ぎた感じはありますが、とても楽しみです!