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シン・ドラマ汁


ドラマ【八重の桜】

八重の桜
NHK 日曜夜8時~
【あらすじ】板垣らが提唱する自由民権運動が広がりを見せる中、西南戦争の出費で頭を痛めていた岩倉伊藤は、地方から臨時税を徴収しようと考える。京都府でも政府の意向を受けた知事の槇村が、地租追徴を断行しようとするが、京都府会の同意を得ていなかったため、議長の覚馬を初め議員たちは猛反対する。一方同志社女学校では、男女同権、結婚制度の否定などの風潮が高まっていた。そんな中、今治で布教活動をしている伊勢時雄から女学校に手紙が届く。どうやら八重の姪・みねが、伊勢に手紙を送っていたらしい。

【感想】今回の目玉は2つ。まずは槇村と覚馬の確執、そしてみねの恋と結婚でした。ただ前者の槇村と覚馬の対立については、ちょっと調べただけではどんなものだったのかわかりませんでした。双方の功績について書いているところは多いのですが、確執の結果相討ち状態で終わったなどということは、どこにも書いてそうにありませんでした。恐らく本や京都の文献などには書いてあるのかもしれません。八重の桜はなるべく史実に沿った展開を心がけているっぽいので、大体ドラマにあったことが事実だったと思っていいでしょう。ただ、大河にありがちなことですが、主人公サイドに都合のいい解釈をする場合があることも忘れないようにしないといけません。しかし、元々は槇村が顧問として起用した覚馬と、何故確執が生まれてしまったんでしょうか。元々槇村はそれほど覚馬の実力を買っていたわけではなかったのかもしれないですね。八月十八日の政変の頃、会津と組んでいたのが薩摩、そして戊辰戦争当時覚馬を監禁していたのも薩摩、後に同志社大学となる土地を覚馬に売ったのも薩摩ですから、覚馬と交流があったのは薩摩人と考えるべきでしょう。槇村は木戸を通じ、西郷や大久保から覚馬を推薦されたと考えるのが妥当かもしれませんが、穿った見方をすると、薩摩が長州派の暴走を防ぐため、薩摩側の布石として覚馬を送り込んだとも考えられなくはないですね。顧問の任を解かれた年に、西郷による西南戦争が勃発したことを考えると、この説もちょっとリアリティがあるように感じられませんか?w さてもう1つのテーマ、みねの結婚ですが、みねと結婚した伊勢時雄は、実は横井小楠の実子で、徳富蘇峰や蘆花の従兄弟でもありました。結構な人物だったのですね。今はまだ一介の牧師ですが、後に政治の世界にも入って行きます。横井小楠も、名前はよく聞きますが一体どういう人物なのかと言いますと、簡潔に言えば維新の十傑の1人で、一番有名なのは春嶽のブレーンだったことではないでしょうかね。開国・公武合体派であるところは、やはり春嶽と同じっぽいですね。ただ、まだ時雄が子供の頃に暗殺されているため、時雄の精神にはあまり影響を与えていないかと思われます。この傑物と称される親に比べれば、時雄の方は凡人の域を出ないかもしれませんが、そんな親を持っていることや、キリスト教の牧師であったことを考えると、当時はかなり目立つ存在だったと思われます。八重の家族はそんなのばかりで、なんかすごいですよね。みねが旅立つ時、覚馬が「何かあったら大きな声で叫べ、おとっつぁまがすぐに駆けつけるから」と言ったのは、ちょっとほろりと来ました。この頃の覚馬は脊椎を損傷し、ほとんど1人では歩けない体だったそうです。ドラマで目が悪いだけなのに何故人の助けを借りないと動けないんだろうと思ってましたが、神様は本当にいじわるですね。

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2013/10/16 10:17
> youkoさま
そうでしたか。失礼なんてとんでもない。
いつもありがとうございます。
読み逃げでも全然おkですw

> めぐみん
なるほど、だったら縁側にでも座っていたのかもね。
庭に立っていたとは考えづらいから。
で、座っていたところ、みねの悲鳴が聞こえたので
立ち上がって門の方に数歩歩いたのかな。
覚馬が立てないと思っていた密偵はそれに驚いて逃げたのかもね。
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2013/10/16 00:25
横から失礼。
おらはそのシーンは、覚馬が庭にいたのが先で、みねの大声はその後だと思ったな。

密偵が庭にいる覚馬をチラ見しているところを、みねがほうきを持って構えたら、密偵に抑えられたので大声を上げたんだと。
覚馬が何で庭にいたのかは分からんが、既に誰かに連れられて庭に付き、連れは家の中に行ったか、みねが覚馬を庭に連れて行ったのかも。
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2013/10/15 11:51
大変失礼致しました
いつも 八重の桜 の感想を読み逃げしていたので、私は 初めまして ではありませんでした。
コメントを書いたのは、初めてだったかもしれません。
いきなり普通にコメントを書いて、驚かせてしまいました。本当に申し訳ございませんでした。
また来週の感想を楽しみに待ってます♪
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2013/10/15 10:58
初めまして?でしょうか。
私もあのシーンは、目も見えない、1人では満足に動けない覚馬が出てきたからといって、
密偵らしき男があきらめて逃げ出したのが不自然に思えましたw
みねの悲鳴を聞いて、普段は1人で動けない覚馬が、
無理して1人で出てきたということでしょうかね。
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2013/10/14 13:17
こんにちは。
みねがさらわれそうになった時に、覚馬がひとりで外に出てきたように思えて、
“よくひとりで出てこられたなぁ~。本当は少しは見えているのか?”って突っ込んでしまいました。
足が不自由で歩けないと思っていましたが、脊髄を損傷していたのですね。それは知らなかったです。



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